好位で流れに乗った4番人気のグレイスフルワード(牝、父ハーツクライ、栗東・牧田)が、直線半ばで2番手から先に抜け出した13番人気のダンシング(2着)を豪快に差し切り、最後は1馬身3/4差をつける完勝で新馬Vを決めた。勝ちタイムは1分35秒6。2着から4馬身差の3着には8番人気のスキースクールが入り、3連単は120万円を超える大波乱となった。なお、1番人気を集めた名牝ファレノプシスの子・クライミングローズは後方から差を詰めたものの、5着に終わった。

　岩田は「素直で乗りやすい。追ってからも良かった。まだ、自分からグッと行く感触はないが、道中は楽に進んでくれた。何かを怖がるところもない」とセンスの高さを評価。牧田師は「仕上がりは良かったね。追い出しての反応も良かったね」と喜んだ。