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ヌーヴォ斎藤師「思ったように変わってきた」/秋華賞共同記者会見速報

  • 2014年10月16日(木) 18時00分
ヌーヴォレコルトを管理する斎藤誠調教師
――先週、1週前追い切りを終えたあと、笑顔が見られました。今週はどうですか?
「そうですね。緊張の中にも馬がどんどんよくなってくれているので。ひじょうに清清しい(気持ちで)調教をしています。前走ローズSのあと、思ったように馬が変わってきました。楽しいですね」

――ローズSを振り返ってください
オークスのときもスタートはよかったんですけど。ローズSでは逃げちゃうんじゃないかと思うくらいのスタートを見せてくれて、そこから先行しました。(先行する競馬になった理由は)あがってきた岩田くんが『次のことを考えてああいう競馬にしました』と話していました。ひじょうに収穫のある前哨戦でした」

――レース前に指示はしなかったんですか?
「あれだけのジョッキーですから『勝てるレースをしてくれ』と注文し、あとは任せています。2歳のとき、中京で勝ったときも先行しています。自在性のある賢い子なので、ああいう競馬もできるんだな、と再確認しました」

――ローズSのあとは栗東に滞在して調整していますね。
「僕は関東の調教師なので、関東の施設で調教しレースをしたいと常々思っているんですけど。今回はオーナーさんからなるべく距離のリスクを減らしてはと進言されました。春先(チューリップ賞桜花賞で遠征して)GIを勝てなかったですし、栗東滞在もありかな、と思いこのようにしたわけです」

――栗東滞在での効果は?
「美浦からの長距離輸送のリスクがないのが一番ですが、環境の変化というのもこなせるかな、と。最初の1週間は体調が戻らずソワソワしていましたが、その後は体の丸みを帯びていい方向に向きました」

――美浦ではみられなかった瞬発力もみられるようになりましたね。
「はい。夏を越して変わりました。春先はGOサインに対しての瞬発力が足りなかったのですが、先週と今週の追い切りを見ていて(瞬発力が)出てきているな、という感じがあります」

――馬体重の変化は?
「春が終って放牧先の山元トレセンで見せてもらったときに460まで増えていましたんで。そこから調教して輸送をかけてトレセン到着時は440。その後(ローズS出走時が)、438キロでしっかり体はできているかな、と思います。夏を越して筋肉がつき、体幹のブレがなくなりました。春と比べて成長を感じさせますね」

――帯同馬は妹(ヴェールデローザ)ですね。
「はい。3日遅れで美浦から連れてきました。デビューさせようと思ったんですが。まだ足りないということでそのまま美浦に帰すんですが。出張馬房では姉妹でひじょうに助け合っているように見えました。まるで、話をしているみたいに、ね。ひじょうにいい関係でしたね」

――1週前追い切りは松永幹夫厩舎の馬と3頭併せでした。
「追い切りの内容は1週前は2頭(ワンダーブラザウンティルナノーグ)追いかけるかたちで(岩田騎手に)感触を確かめてもらいました。この1ヶ月の滞在において、松永幹夫先生や厩舎の方々にひじょうに助けていただきました。松永幹夫厩舎がなかったらこの滞在もなかったかと思うほどで、ひじょうに感謝しております」

――今週の追い切りはいかがでしょうか?
「無理しない時計でという指示でした。前にいた松永厩舎の馬を目標にさせてもらって、ほとんど単走のようなつもりでいくと考えていました。でも、思いのほか動きがよくて想定以上に時計が速くなりました。これについては、それだけ状態がいいということで、心配はないと思います」

――春よりも状態がいいということでしょうか?
「先週、岩田くんがまたがった瞬間に『前走よりいい状態だね』と言ってくれたんで。それを踏まえて調教してきました。いい状態だと思います」

――初の京都ですが?
「前走のように先行できれば京都の内回り2000でもうまく立ち回れると思います。自在性がありますし、うまく競馬してくれると思います」

――今回は追われる立場です。
「春はいままで強い馬を目標に『どうにか負かしてやろう』と構えてやってきました。今回はオークス馬として恥ずかしくないように仕上げたつもりです。追われる立場、マークされる立場ですが、他の馬も強くなっていると思います。頑張ってもらうように、あと何日かしっかりと調教したいと思います。よろしくお願いします」(取材・文:花岡貴子)

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