絶好枠を引き当て、復活Vへの期待が高まってきた。枠順が発表された午前9時、
レッドリヴェールに騎乗する福永は、栗東トレセンで“朗報”を耳にした。4枠(8)番という数字を聞くと「ちょうどいい」と笑みを浮かべながら、「内に有力どころが固まっている。(それを)見ながら運べるから競馬もしやすそうだよ」と、もろ手を挙げて歓迎した。
前走の
ローズS6着を受け、須貝師は「スムーズに運ぶと楽をしてやめてしまう。あえて馬群に突っ込む競馬をさせたい」と福永にオーダー。そのためにはどうしても外枠は避けたかった。「小さい馬というのは根性があるもの。乗りやすい馬だし、密集した中でも問題はないと思う。攻めの騎乗をしたい」とジョッキーは、タイトな競馬をさせることで闘争心をかき立てるつもりだ。
ローズSの結果から
オークス馬
ヌーヴォレコルトの“1強”ムードになっているが、実績的に太刀打ちできるのは、2歳女王の
リヴェールを置いて他にはいない。「何とかいい結果を出したい。名誉を挽回をしたいね」と福永は前を見つめる。GI馬としての意地を示し、ラスト1冠をもぎ取ってみせる。
提供:デイリースポーツ