神戸新聞杯4着の
サトノアラジン。早くから大きな期待を背負ってきたが、3冠最終戦でようやくGIの舞台に駒を進めてきた。「(2走前の)小倉では折り合いがついていた。今回も折り合いがポイントになるだろう」と池江師が言うように、前走でも不安視されていた距離延長が大きな課題となる。1週前追い切りは、浜中を背に栗東CWで6F84秒6-13秒0(馬なり)。
トーセンジョーダン(8歳OP)を0秒7追走して並入。迫力十分の力強いフットワークで、文句のない出来に仕上がった。「当週も追い切りがあるので1週前はセーブ気味に。夏の2回も含めて使ってきているし、このくらいで十分だと思う」。潜在能力は底知れないものがあるだけに、大舞台でその素質が花開くかもしれない。
春の2冠で(2)(5)着と実績上位の
トゥザワールド。「
セントライト記念は、勝った馬とこの馬は強い競馬をしていた」と池江師は前走内容を高く評価。折り合い面に何ら不安がなく、3000mへの距離延長も望むところだ。注目の1週前追い切りは、川田を背に栗東CWで6F85秒9-12秒8(馬なり)。僚馬を0秒6追走して0秒1先着。迫力十分のフットワークには好感が持てる。「順調に馬自体は良くなっている感じだね。使った上積みもあるし、いいと思う」。京都は3戦3勝と好相性の舞台。あと一歩に終わった春の無念を晴らし、ラスト1冠を物にする。
提供:デイリースポーツ