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ショウナンラグーンなど、菊花賞厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2014年10月22日(水) 18時00分
 10月26日(日)に京都競馬場で行われる菊花賞(GI・3歳OP・3000m)に出走する美浦所属各馬について、関係者に話を聞いた。

ショウナンラグーン(牡3・美浦・大久保洋吉厩舎)について、吉田豊騎手
「これまで結構追い切りをやってきていましたので、今日(10/22)は反応を見る程度にしました。輸送もありますから、これで丁度良いと思います。休み明けだった前走(セントライト記念・GII・芝2200m・8着)の追い切りは、モタモタした感じの反応でしたし、体自体は重くは感じなかったのですが、レースでもモコモコしていてシュッという脚を使えませんでした。

 今回は追い切りでの反応は良かったですし、1度使われた上積みも感じますね。スタートして自分から出ていくというより、ジワーッと上がっていくタイプですし、馬の後ろに入れれば折り合いもつきます。京成杯の時は、出していって良い位置を取ろうとしたら掛かりましたが、今は力みもなく無駄な走り方はしませんからね。他が折り合いに苦労をするようならば、折り合いのつきやすいこの馬には3000mの距離は向いていると言えるでしょう。

 祖母のメジロドーベルとはオンとオフがはっきりしているところが似ていますね。ドーベルは、馬房では大人しくて、競馬だとわかるとカッとなって掛かるところがありました。この馬は掛かるところはないですけど、競馬場に行くと人に噛みついてくるようなところがありますからね。そういう気性が似ていると思います。まだドーベルより力強さはないですけど、今後徐々に力をつけてくると思います。ドーベルは2400mのオークスを勝っていますけど、長めの距離で好走するには折り合いがついたらという条件つきでもありました。その点、この馬は長くても大丈夫ですね。

 来年2月の先生の定年前のラストクラシックで、厩舎ゆかりの血統の馬と、この馬の祖母、母と担当してきた厩務員さんとともに、クラシックに臨めるのは嬉しいですね。今回は3000mですし、前半は位置取りはこだわりませんが、なるべくなら良い位置の馬ごみでレースをさせたいと考えています。淀の3000mのイメージはできていますが、他の馬もいますし、実際の流れに合わせてという形になると思います」

大久保調教師。
「今日(10/22)の追い切りは少し軽い気もしましたが、先週、先々週とやってきてある程度できていましたし、輸送もありますからオーバーワークにならなくて良かったかなと思います。3000mの菊花賞は、血統的にも期待していますよ。最後のクラシックになりますけど、普段と同じつもりで、平常心でここまでやっています。終わってみると、感慨も出てくるのかな。ただ定年を前にクラシックに出られるというのは嬉しいことだと思っています」

マイネルフロスト(牡3・美浦・高木登厩舎)について、柴田大知騎手
「我が強くて、レース中は1度逆らってから落ち着くという馬ですが、前走のセントライト記念(9着)は、休み明けだったせいか余計にそういう面があり、返し馬からテンションが高かったですね。道中も落ち着くまでは突っ張って走っていました。それがあったにしても、最後は伸びなかったですね。やはり久々が影響していたのかもしれません。

 先週目一杯やっていますし、今週(10/22)はウッドチップコースで3頭併せの1番内で、サラッと馬也でやりました。普段から結構乗り込んでいますし、今日は余計なことはしないという感じで乗りました。1度使った上積みはありますね。調教ではレースのような逆らうところはないんですけど、テンションもだいぶ落ち着いてきました。スタミナはある馬ですから、後は折り合いに気をつけてリズム良く走らせたいです。外枠よりも内枠が良いですね」

ゴールドアクター(牡3・美浦・中川公成厩舎)について、中川調教師。
「今日(10/22)は前にいる古馬を追いかけ、ゴールあたりで併入して、そのままゴール板過ぎてからも流すという形の追い切りをしました。馬也でしたが、先週でできていましたし、これくらいで十分だと思います。栗東に早めに入厩の予定もありましたが、馬の様子を見てもその必要がありませんでしたので、美浦で調整しました。輸送で体が少々減っても、力は出せる馬ですしね。

 これまでのレース振りを見てわかる通り、スタミナはありますから、3000mは良いと思います。この馬の良い所は、競馬が上手なところですね。スタートも上手いですし、折り合いもつきます。切れる脚はないですが、それなりに上がりの脚も使えます。スローの瞬発力勝負より、スタミナ勝負になってほしいですね」(取材・写真:佐々木祥恵)

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