ワールドインパクトは初来日のブドーを背に、栗東CWでの併せ馬に臨んだ。パートナーは
ファルスター(6歳1000万下)。鞍上は加速が
ピークに達する直線半ば、一気に抜け出そうとする馬を絶妙なさじ加減でなだめる。馬なりで6F84秒1-40秒0-12秒5をマークして併入した。
「とても乗りやすい馬だね。馬は
リラックスしているし、状態もいいんじゃないかな。トラック1周のギャロップでは即断できないけれど、切れる感じではない分、距離は長い方が合うんだろうね」。長距離戦では最大のポイントとなる折り合いに満点の回答だ。
ブドーは09年、フランスの名門A.ファーブル厩舎からデビュー。昨年は122勝をマークして仏リーディング3位につけた。目下、売り出し中の若手で現地
メディアの間では“ペリエ2世”の呼び声もある。
自ら手綱を取り、今年のパリ大賞典を制した
ギャラントとの比較を問われると「
ギャラントはスピードタイプでスパッと切れる馬だけれど、こちらは長くいい脚を使うタイプ。スタミナはとても豊富だと思う」。淀の3000mで、その腕を存分に発揮する。
提供:デイリースポーツ