10月25日(土)に東京競馬場で行われる
富士S(GIII・3歳以上OP・1600m)に出走する美浦所属各馬について、関係者に話を聞いた。
ロサギガンティア(牡3・美浦・
藤沢和雄厩舎)について、津曲調教助手。
「前走の
毎日王冠(GII・芝1800m・7着)の時は、春シーズンに比べるとパドックから落ち着きがありましたし、カッカするところもなく良い雰囲気でした。休み明けの分、ゲートのタイミングが合いませんでしたが、最後は良い脚を使ってくれましたので悲観はしていません。今週(10/22)の追い切り後にゲートの確認をしましたが、問題ありませんでした。1度使ってガス抜きができましたし、得意のマイルで巻き返しを期待したいです」
ミトラ(セン6・美浦・
萩原清厩舎)について、萩原調教師。
「前走の
京成杯AH(GIII・芝1600m・3着)は、スタートを決めて流れにも乗って、気分良く運べたことが好走につながったと思います。体調が安定してきていますし、今週(10/22)の追い切りの動きもまずまず良かったです。コース替わりも大丈夫でしょう。あとは相手関係になりますが、前走と同様にスタートを決めて流れに乗れれば、良いレースができると思いますし、楽しみです」
クラリティシチー(牡3・美浦・
上原博之厩舎)について、上原調教師。
「今週(10/22)の追い切りは良い感じでしたね。乗りやすい馬ですし、追い切りに騎乗した北村(宏)騎手も良い感触を掴んでくれたようです。前走の
セントライト記念(GII・芝2200m・11着)は、初めての距離で良い位置につけてレースをしましたから、その影響もあって伸び切れませんでしたね。現状ではマイルから1800mくらいが良いのだと思います。東京コースに替わるのもプラス材料です。これまで出遅れるなど、力を出し切れないレースも多かったのですが、能力のある馬ですし、古馬相手にどこまでやれるか楽しみですね」
シャイニープリンス(牡4・美浦・栗田博憲厩舎)について、
柴田大知騎手。
「今週(10/22)の追い切りは、3頭併せの真ん中でしたが、後ろから来た
イスラボニータ(最内)と併せる形になっても、前に出して行く余裕がありました。申し分ない動きだったと思います。乗り難しいという話も聞きましたが、前走(
京成杯AH・6着)に乗った印象ではモタれる面も大したことがなかったですし、乗りづらい感じはありませんでした。本当に良い馬だと思いますし、良いイメージでレースに臨めそうです。良馬場の方が良いですが、力のある馬ですし、手応えを感じています」(取材・写真:佐々木祥恵)