奥手の血が開化気配だ。
ディサイファは前走の
毎日王冠は4着に敗れたが、そのレースぶりを確認し、小島太師は“古馬王道”のここへの参戦を決めた。「つくべきところに筋肉がついて、目つきもギラッとしてきた。出来は最高だよ」。騎手時代に
サクラユタカオー(86年)、
サクラチトセオー(95年)で制した秋盾を、調教師としても射抜く構えだ。
天皇賞・秋5勝目を目指す藤沢和厩舎が2頭を送り込む。
スピルバーグは重賞こそ未勝利ながら、前走の
毎日王冠は直線で前が窮屈になりながらも3着。「直線は勝ち馬を上回る末脚。久々を叩いた上積みは大きくGIでも通用していい」と津曲助手の鼻息は荒い。10年2着、11年3着の
ペルーサにも「最近でケイコでも集中して走っている」と復調気配を感じ取る。なお、2頭とも木曜(30日)に東京競馬場へ移動し、態勢を整える予定だ。
提供:デイリースポーツ