この春は2戦して未勝利に終わった
エピファネイアに反撃ムードが漂う。「放牧先から早めに栗東に戻しました。ひと回り体が大きくなって、いい状態。十分過ぎるほど仕上がっています」と鈴木助手は力強く具合の良さをアピールした。
主戦も意欲満々だ。福永は「
ジャスタウェイと比べても遜色のない馬」と、自ら頂点に導いた前年覇者を引き合いに自信をにじませる。「以前よりもメリハリの利いた走りができているし、いい状態だね」。府中の2000m戦という舞台も大歓迎だ。「コーナーが4つのコースよりいいかも。新馬戦(1着)で発揮したような、すごい切れ味を見てみたい」。
菊花賞馬の実力をいかんなく披露して、秋の始動戦を最高の形で決める。
勢いに注目だ。サマー2000シリーズ王者の
マーティンボロがGIへ初挑戦。「前走(
新潟記念1着)は他馬に迷惑をかけたが、勝負根性は確認できた。遅生まれで、本来の能力にようやく体が追いついた感じ」と友道師は目を細める。初経験となる府中にも「左回りは中京と新潟で勝っている。相手なりに走るので」と大舞台での好走を期待した。
提供:デイリースポーツ