未勝利戦を2着に10馬身差をつけて快勝した
クラージュシチー(栗東・
高橋義忠厩舎)。前走後はひと息入れて、11月5日に宇治田原優駿Sから栗東へ帰厩。CWでの1週前追い切りは併せ馬だったが、最終追い切りはCWで単走となった。
軽快なスピードで前半から飛ばしていき、道中は速いラップ。しかし、折り合いを欠いているというよりも、気分よく走っている印象。直線では他厩舎の併せ馬が視界に入る場面もあったが、全く怯むことなく、自分のペースを貫いてゴール。時計の6F78.6〜5F64.5〜4F50.6〜3F37.4〜1F12.5秒は抜群に速い数字。これだけ動いて、東京競馬場への輸送を無事クリアしてくれれば、良い結果を期待して当然だろう。
未勝利、
芙蓉Sと連勝している
ジャストドゥイング(栗東・
中竹和也厩舎)は、坂路で単走。折り合いを欠くこともなく、まじめに駆け上がってきて、最後の1F地点で少しフラつく場面があったものの、脚色は衰えず。時計は4F53.7〜3F39.2〜2F25.4〜1F12.6秒と地味だったが、速い時計が出るタイプではないだけに、仕上がりに関しては問題ないだろう。(取材・写真:井内利彰)