力強いフットワークで好調を伝えた。
レッドアリオンは栗東坂路で併せ馬。1馬身後方から
キラウエア(7歳オープン)を追い掛け、1F過ぎで馬体を並べる。4F54秒2-39秒5-13秒0を計時し、最後は1馬身先着を果たした。動きを見守った橋口師は「予定通り。体調面の心配もないし、万全の態勢」とうなずいた。
併走馬にまたがっていた小牧も満足げ。「状態は良さそう。いい張りをしている」と充実ぶりを強調した。3戦連続の騎乗に「ゲート、折り合い、枠順とか、全部がかみ合えば一発がある。流れが速くなるのはいい。できれば中団よりちょっと前で折り合いたい」とVのイメージを膨らませた。
兄に重賞6勝馬で今回、ラ
イバルとなる
クラレント、重賞2勝馬
リディルがいる良血馬。秋初戦の準オープン戦を快勝すると、前走の
富士Sでも0秒1差の3着と健闘。4歳の秋を迎えて本格化した。「以前はゲートの駐立が悪かった。今もチャカチャカはするけど、駐立が良くなった。自分のタイミングで出られるようになって、大きく出遅れなくなった」とトレーナーは説明する。
13年の
NHKマイルC(4着)以来、2度目のGI挑戦。「前走だって、ちょっとしたことで頭(1着)まであったかも。そういう脚だった。ひょっとしたら、という気持ちを持たせる馬だよ」。今秋のGIは重賞未勝利馬が5連勝中だ。“トレンド”を追い風にしてマイル界の頂点を狙う。
提供:デイリースポーツ