11月30日(日)に東京競馬場で行われる第34回
ジャパンC(GI・芝2400m)に出走する
フェノーメノ(牡5・美浦・
戸田博文厩舎)について、斉藤吉則調教助手が共同記者会見に臨んだ。
「前走の天皇賞(GI・芝2000m・14着)は、休み明けとしては仕上がりは悪くなかったので、敗因がわかりづらいところがありましたが、ハッキリしているのはレースが終わった後にケロッとしていて、力を出していなかったということです。毎回しっかり走ってきてくれる馬ですが、本当に息の入りも速かったですし、疲れやダメージは全くなさそうです。
中間も馬自体、普段と全く変わらない感じですし、レースを使って馬体に張りが出てきました。負けたからと言って、これまでのパターンは変えずに、いつも通りのパターンでやっています。休み明けでも走りますが、これまでの成績を見てもそうですが、1度叩いた方が体は良くなりますね。前走負け過ぎているので、巻き返してほしいと思います。
先週しっかり長めから負荷をかけているので、今日(11/26)はいつも通りに単走で、残り1ハロンをしっかり反応させるという追い切りでしたが、きっちり反応していますし、動きは良かったです。馬の状態だけ見れば、十分走れると思います。東京の2400mはダービーでも走っていますし、全く問題ないでしょう。岩田騎手がこの馬に乗ったのはだいぶ前にはなりますけど、この馬の癖などは把握していると思いますし、岩田騎手にお任せですね。
相手は前走も揃っていましたが今回はさらに揃っていますし、前走が前走なので相手どうこうというよりは、全力で走れるか、いかに自分の力を出し切るかということだと思います。精神的なものもあるのでしょうが、能力的には十分勝てる馬だと思っていますので、全力で走れるよう頑張ってほしいですね。
馬の状態自体は悪くないので、全力で走って頑張ってほしいと思っていますので、応援よろしくお願い致します」(取材・写真:佐々木祥恵)