■ジャスタウェイに騎乗予定の福永祐一騎手

――今朝の最終追い切りの様子を教えてください。
福永「今日は坂路の馬場がすごく重くて時計がかかっているということだったんですが、54秒〜55秒くらいで終いの100mくらい重点という指示でした。ちょっと前半の入りが速くなったこともあり、全体の時計が指示されたものより速くなってしまいました。でも、しっかり負荷をかけられたと思います」

――1週前追い切りにも騎乗されました。比較は?
福永「1週前も馬場状態があまりよくなく、いい時計が出なかったんですけど。先週よりは馬体にハリも出ていいころの雰囲気が戻ってきたな、という印象を受けます」

――この秋は凱旋門賞に出走しました。
福永「この秋の大目標でしたからなんとしてもいい結果を出したいと思って臨みましたけれど、状態はよかったけれど自分がイメージしていた内容と結果にはなりませんでした。自分の中でいろいろ反省すべき点があります。まぁ、結果を出せなかったのでよかったとはいえないですね」

――馬の状態はいかがですか?
福永「うーん、そうですね。(今朝の)馬場状態が悪すぎて走っている最中も(馬場に)脚をとられたりしていたんでね。馬自身は走りにくそうにしていましたがね。動き自体は正直バッチリというものではなかったですけど、それは馬場状態が原因というのは多分にあったと思います。まぁ、ここまできたらやることやるしかなかった。あとは当日、返し馬での雰囲気を確認したい。まぁ、キャリア豊富な馬ですから、きっちり自分で(体を)つくってくれるとは思います」

――今回は東京の2400mです。
福永「前回も2400、今回も2400です。今回の走りでよりジャスタウェイの2400の適性がハッキリするのではないかと思います」

――気をつけようと考えている点は?
福永「ないです。大丈夫だと思います」

――強力なメンバーがそろいましたが?
福永「ひじょうにいいメンバーが揃ったと思います。このメンバーで勝てたらより価値の高い印象になると思います。ぜひともいい結果を出して、この距離でも世界のトップクラスの力を発揮できると証明できたらと思います」

――最後にひとこと。
福永「順調に調教を消化できました。僕自身とても楽しみにしています。いい結果を出せるよう全力を尽くしたいと思います。応援してください」

■ジャスタウェイを管理する須貝尚介調教師

――今朝の追いきりはいかがでしたか?
須貝「ローブティサージュとの併せ馬でした。動きは結構力強かったです」

――1週前との比較は?
須貝「そのときよりはいいと思います。日曜は左回り(のウッドチップコースで)もやっていますしね」

――フランスから戻っての調整はいかがでしたか?
須貝「検疫が長かったですが、牧場でも順調に乗り込んでいました」

――距離が2400になる点は?
須貝「天皇賞もドバイも安田記念も勝っている上に世界一の称号をいただいています。馬場がどうこうとか距離がどうこうとか言っていられません」

――2400という距離についてイメージしている競馬は?
須貝「福永祐一くんが違ったジャスタウェイをみせてくれるのではないでしょうか」

――相手が揃いましたね。
須貝「強豪のメンバーですが、頑張って欲しいと思います」

――最後にひとこと。
須貝「凱旋門ではちょっと消化不良な競馬だったと思います。相性のいい東京競馬場なのでジャスタウェイの走りを見て欲しいと思っています。応援よろしくお願いします」(取材・文：花岡貴子)