29日、昨年の
日本ダービー(GI)以降、屈腱炎のため、戦列を離れていた
マイネルマクロス(牡4、栗東・中村均厩舎)が、調教中に右前脚に屈腱炎を発症。現役を引退することが分かった。今後は乗馬となる予定。
マイネルマクロスは
父フジキセキ、
母サクラエンドレス(
その父サクラユタカオー)という血統。叔父に96年の
京成杯(GIII)、
共同通信杯4歳S(GIII)を制した
サクラスピードオー(
父サクラホクトオー)、甥に高校の生産馬として
JRA史上初の勝利を飾った
ユメロマン(牡3、美浦・
宗像義忠厩舎)がいる。03年6月にデビューし、4戦目で初勝利を挙げると、続く
芙蓉S(OP)も連勝。その後も
京成杯(GIII)2着、
毎日杯(GIII)3着と重賞戦線で活躍。
皐月賞(GI)7着後に臨んだ
日本ダービー(GI)では、1000m通過57秒6というダービー史上最速ペースで逃げ、16着に敗退も
キングカメハメハのレコード(2分23秒3)樹立の陰の立て役者となった。レース後、両前脚に屈腱炎を発症し、長期休養に入っていたが、今月、函館競馬場に入厩し、再起に向けて調整が進められていた。通算成績12戦2勝。