力強い脚さばきで上昇ムードを伝えた。
クラリティスカイは岩田を背に栗東CWで、ジェラルド(5歳1000万下)と併せ馬。序盤は3馬身半後方から追走。3角過ぎで一気に差を詰め、直線は内を突いて馬体を並べた。右ステッキに鋭く反応すると、鞍上の青い
ヘルメットカバーが吹き飛ぶほどの豪快な伸びを披露。6F80秒9-38秒1-12秒3で半馬身先着した。
鞍上は「先週よりも動きは良かった。落ち着きがあるのが強み」と上積みを感じ取る。友道師も「先週のひと追いで良くなったね。(前走後は)短期放牧を挟んだけど、帰ってきてからすごく順調にきている」と状態に太鼓判を押した。
前走のいちょうSをレコードで制すると、年内の目標をこの一戦に定めて着実に調整を積んだ。指揮官は「しまいは確実に伸びてくれる。直線の長い競馬場はいい」と力を込める。岩田も「反応がいいし、乗り手(の指示)に忠実。自在性もありますからね」と感触は上々だ。舞台は今年から阪神外回りのマイル戦に変わる。“
リニューアル元年”の一戦を制し、歴史にその名を刻む。
提供:デイリースポーツ