このレース連覇を目指す
アポロマーベリック(牡5・美浦・
堀井雅広厩舎)について、
五十嵐雄祐騎手。
「
東京HJ(JGII・3110m・6着)の後は平地(500万下・ダ1800・11着)を使いましたが、その後も順調です。しいて言うなら、春より覇気が今ひとつにも感じますが、それもさほど気にならない程度です。中山コースは実績がありますし、
東京HJの時と違い、今回は他馬と斤量も同じです。状態にも問題はありませんので、特に不安はありません」
ドリームセーリング(牡7・美浦・
田島俊明厩舎)について、
石神深一騎手。
「前走の
阪神JS(JGIII・3140m・2着)は、小倉の障害OP(2900m・3着)から中1週の厳しいローテーションのわりにはよく頑張ってくれました。やはり逃げればしぶとい馬ですね。未勝利戦で中山コースは経験していますし、距離延長も心配していません。飛越が上手なので、そのアドバンテージを生かしたいと思います。欲を言えばもう1本やりたかったですが、出走態勢は整っていると思います。勝ちに行くレースをすると同時に、来年に繋がる競馬が出来ればと思っています」
ケイアイドウソジン(牡8・美浦・
田村康仁厩舎)について、山本康志騎手。
「今回初めて乗りますが、中間の稽古に乗せてもらって感触を掴みました。重賞勝ち(
阪神スプリングJ・JGII・3900m)がありますし、やはり力のある馬だと思いました。練習での飛越は良かったですし、本番でも練習と同じような飛越ができれば良いですね。スムーズにレースを運べれば、ここでもチャンスはありそうです」
シャイニーブラック(セン7・美浦・
伊藤伸一厩舎)について、浜野谷憲尚騎手。
「飛越は上手な馬ですし、今年の
中山GJ(JGI・4250m・4着)で大障害コースの経験もありますからね。枠順にもよりますけど、
アポロマーベリックを初めとして前に行きそうな馬がいるので、先行勢を見ながら道中進めればと思います。できれば大雨が降ってくれて、ドボドボの馬場でやりたいですね」
セイエイ(牡6・美浦・小桧山悟厩舎)について、高野和馬騎手。
「脚元に不安を抱えてはいますが、大事に使ってきていますし、前走の障害OP(3170m・8着)後も反動はなく、使ってさらに良くなっています。GIは何度も出走していますし、いつも堅実走ってくれますので心配はしていません。時計がかかる展開になって、スタミナ勝負になれば良いですね」
(取材・写真:佐々木祥恵)