中京10R・
つわぶき賞(芝1400m)は5番人気の
ハーツクライ産駒ティーエスクライ(栗東・岩元)が、鮮やかな追い込みを決めて2勝目をつかんだ。道中は後方2番手を追走し、直線で迷いなく大外に持ち出すと勢い良く加速して前を猛追。好位から抜け出して勝利態勢を築いていた2番人気の
ラッフォルツァート(2着)をゴール寸前で首差とらえた。勝ちタイムは1分23秒9。さらに2馬身差の3着は中団からしぶとく脚を使った15番人気の
ハナズプルメリア、1番人気の
ヤマニンナジャーハは直線で反応がなく11着に敗れた。
菱田は「ためる競馬が合いますね。マイルくらいまでなら力を出せそう」と笑顔を見せる。岩元師は「道悪を心配したが、いい脚を使ってくれた。このまま厩舎に置いて、
桜花賞(4月12日・阪神、芝1600m)の権利を獲って本番に向かいたい」と早くも来春を見据えた。
提供:デイリースポーツ