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ディアデラマドレが差しきる、藤岡康「とてもいい内容」/愛知杯

デイリースポーツ
  • 2014年12月21日(日) 12時00分
 荒れるハンデ重賞で人気に応えた。「第52回愛知杯・GIII」(芝2000m)は20日、中京11Rに18頭で争われ、後方を追走した1番人気ディアデラマドレ(栗東・角居)が自慢の末脚をいかんなく発揮し、今年の3つ目の重賞タイトルを手にした。前半5F通過が1分3秒1とゆったりした流れでも、スタイルを崩さず後方待機。直線でためたエネルギーを爆発させると、馬群の真ん中を貫いて抜け出した。勝ちタイムは2分4秒4。1馬身差の2着には内めからいったんは抜け出した2番人気のキャトルフィーユが入り、角居厩舎のワンツー。さらに半馬身差の3着には外から追い込んだ10番人気のスイートサルサが入った。

 母から娘へ。思いはしっかりと受け継がれた。07年、母ディアデラノビアが輝いた愛知杯。時を経て、新たなスタンドが建ち、コースも改修された。だが、娘ディアデラマドレが繰り出した末脚は、紛れもなく母譲り。一歩先に抜け出した同じ角居厩舎のキャトルフィーユをゴール前でしっかりととらえ、母娘制覇を完結させた。

 藤岡康は「直線、狭いところを割ってくれて、いい脚を使ってくれました。とてもいい内容で勝つことができました。精神的にも肉体的にも、すごくパワーアップしていると思います」とパートナーをたたえた。

 4コーナー14番手から鮮やかな強襲劇を決めた。「厳しい競馬をしながら成長してくれていますし、能力の高い血統ですからね」。前走のエリザベス女王杯は3着に敗れたが、経験を力に変えつつあるのは確か。角居師がこう振り返るように、大舞台への扉は大きく開いている。次走については「オーナーと相談して」と明言を避けたが、目指すのは母が届かなかったGIタイトルだ。

提供:デイリースポーツ

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