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時代の始まりか、有終の美か、それとも貫録か/有馬記念の見どころ

  • 2014年12月22日(月) 12時00分
 豪華メンバーが揃った前走のジャパンCを圧勝したエピファネイアの走りに注目が集まる。再度揃った豪華メンバーを相手に勝てるようなら、ここからこの馬の時代が始まりそうだ。それにラストランを迎える名牝・ジェンティルドンナや、世界ランク1位に君臨し続けたジャスタウェイグランプリレースで強さを見せるゴールドシップが待ったを掛けるのか。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■12/28(日) 有馬記念(3歳上・GI・中山芝2500m)

 エピファネイア(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)は昨年の菊花賞以来勝ち星から見放されていたが、前走のジャパンCでそれまでの競馬が嘘のような圧勝。休み明けの天皇賞を叩いたのが良いガス抜きとなったようだ。今回は乗り替わりとなるが、前走同様先行して折り合いをつける事ができれば再度の圧勝劇があっても不思議ではない。

 ジェンティルドンナ(牝5、栗東・石坂正厩舎)は有馬記念初参戦。ジャパンC連覇など東京コースでの実績が光るが、桜花賞秋華賞などの勝ち方から右回りコースも全く問題ない。牝馬3冠、ジャパンC連覇、ドバイシーマクラシック制覇と偉大な実績を残してきた名牝がラストランを飾る事ができるか。

 ジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)も有馬記念に初参戦。そして同馬もここでラストランを迎える。左回りの強さにインパクトを覚えるが、春の中山記念の圧勝を見ての通り、ハーツクライ産駒で長く脚を使えるタイプなので、相性は悪くない。父もこの舞台でそれまでの追い込み馬の印象を覆して先行し、あのディープインパクトの末脚を封じ込めた。世界一に輝いた地力で有終の美を飾る事ができるか。

 ゴールドシップ(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)は宝塚記念の連覇で、改めてスタミナの要る馬場での強さと地力の高さを見せつけた。今開催の中山は開幕週から差しが決まっていて、先週も道悪での開催だっただけに同馬にとってはプラス材料。惨敗から巻き返せるタイプだけに、一気の巻き返しが期待される。

 その他、今秋は振るわないがスタミナ勝負に強いフェノーメノ(牡5、美浦・戸田博文厩舎)、GII連勝で充実期を迎えているラストインパクト(牡4、栗東・松田博資厩舎)、3歳馬ワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)・トゥザワールド(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)なども警戒が必要。発走は15時25分。

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