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マーメイドS、ダイワエルシエーロが復活

  • 2005年07月10日(日) 15時49分
 10日、阪神競馬場で行われたマーメイドS(GIII・芝2000m)は、福永祐一騎手騎乗の2番人気ダイワエルシエーロ(牝4、栗東・松田国英厩舎)がマイペースに持ち込み、2番手から追撃してきた3番人気マイネサマンサに1.3/4馬身差を付け復活の勝利を挙げた。勝ちタイムは2分00秒5(稍重)。さらに4馬身差の3着には最後方にいた5番人気ミスパスカリが入った。後方で待機していた1番人気レクレドールは直線に入っても伸び切れず5着に敗れた。

 勝ったダイワエルシエーロは、父サンデーサイレンス、母が97年ファンタジーS(GIII)を制し、98年桜花賞(GI)で2着に入ったロンドンブリッジ(その父ドクターデヴィアス)という血統。半弟にビッグプラネット(牡3、栗東・南井克巳厩舎-父ブライアンズタイム)、叔父に01年名古屋優駿(交流G3)を制したナリタオンザターフ(父アフリート)がいる。04年クイーンC(GIII)で重賞を初制覇し、同年オークス(GI)で2角から先頭に立つ積極的な競馬でGI初制覇。秋は牡馬混合の京阪杯(GIII)で重賞3勝目を挙げた。だが、今年に入り苦戦が続いていて、前走の愛知杯(GIII)も16着と惨敗していた。通算成績12戦5勝(うち重賞4勝、地方1戦0勝)。

 鞍上の福永祐一騎手は、アメリカンオークス(米G1)を制したシーザリオでのオークス(GI)に続き、JRA重賞は今年10勝目、通算45勝目。管理する松田国英調教師は、ライラプスで制したクイーンC(GIII)以来のJRA重賞制覇で今年2勝目、通算35勝目となった。また、福永祐一騎手はこのレース初制覇、松田国英調教師は00年フサイチエアデール以来、同レース2勝目となった。

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