阪神JFで17着に大敗した
トーセンラークだが、陣営にショックの色はない。手綱を取った四位が「スムーズな競馬ができなかった」と振り返ったように、他馬に3角で寄られ、さらに4角でも寄られた。終始、馬群の後方のまま力を出せずに終わってしまった。
菅原師は「テンからじっくり行って末脚を生かすつもりだったが、思ったような展開にならなかった。しかも道中、不利があったからね。決して力負けではないと思っているし、このレースに向けて早くから乗り込めたのは幸いだったよ」と前を向く。
12月31日の1週前追い切りでは美浦Wで
トーセンプラチナ(6歳障害オープン)を2馬身ほど追い掛ける形でスタート。馬なりのまま、最後は併入した。
菅原師は「とてもいい併せ馬ができた。前走の疲れは全く感じさせないね。今回も展開が鍵になるだろうが、いい状態で出走できるのは間違いないよ」と万全の状態をアピールする。
実績的には上位の存在だ。2歳夏の
函館2歳Sで4着、3走前の
アルテミスS、2走前の
兵庫ジュニアグランプリではいずれも3着と善戦した。重賞初Vを決めて
桜花賞戦線の有力候補として名乗りを上げる。
提供:デイリースポーツ