17日、小倉競馬場で行われた
北九州記念(GIII・芝1800m)は、
武豊騎手騎乗の1番人気
メイショウカイドウ(牡6、栗東・坂口正大厩舎)が、好位追走から、直線半ばで先に抜け出した5番人気
ツルマルヨカニセを交わし、2馬身の差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分44秒7(良)。さらに1馬身差の3着には3番人気
サイドワインダーが入った。
勝った
メイショウカイドウは
父スキャン、
母キンセングローリー(
その父ヒッタイトグローリー)という血統。昨年の
北九州記念を格上挑戦ながら2着に好走し、続く
小倉記念(GIII)を制して重賞初制覇を達成。今年2月の
小倉大賞典(GIII)も優勝し、前走
マイラーズC(GII)7着以来3ヶ月ぶりのレースとなった今回の勝利で、小倉競馬場で行われる古馬3重賞完全制覇を達成した。通算成績34戦9勝(うち重賞3勝)。小倉3重賞制覇は、78年
小倉大賞典に勝利し達成した
ミヤジマレンゴ以来、27年ぶり史上4頭目の快挙となった。
鞍上の
武豊騎手は、今年
JRA重賞13勝目で、通算では207勝目。管理する坂口正大調教師は、同馬で制した
小倉大賞典(GIII)以来の重賞制覇で、
JRA通算24勝目となった。武騎手は91年
ムービースター、97年
ダンディコマンド、03年
ミレニアムバイオに続き同レース4勝目。坂口調教師は同レース初勝利となった。