21日、
大井競馬場(雨、稍重)で第18回
TCK女王盃(JpnIII)が1800m、8頭立てで行われ、
サンビスタ(
JRA)が1番人気に応えて重賞3勝目を飾った。
レースは
エスメラルディーナ(
JRA)が逃げ、
レッドクラウディア(大井)、直後に
アクティビューティ(栗東)、2番人気の
トロワボヌール(
JRA)が追走。出走8頭が固まってレースを進め、
サンビスタは先頭まで4馬身ほどの位置、3番人気の
ソーミラキュラス(
JRA)は
サンビスタの外側につけた。
4コーナーの出口で
エスメラルディーナに
レッドクラウディアが並びかけると、すぐ外に
サンビスタが持ち出し、直線で抜け出すと後続に2馬身1/2差をつけて快勝。タイムは1分52秒3、初めてのコンビを組んだクリスチャン・デムーロ騎手の騎乗だった。
2着には
アクティビューティ、クビ差の3着に
ソーミラキュラス、3/4馬身差の4着に
トロワボヌールが入り、上位を
JRA勢が独占。地方最先着は
レッドクラウディア(5着)だった。
サンビスタは
父スズカマンボ、
母ホワイトカーニバル(母
父ミシル)の牝6歳・黒鹿毛。通算20戦8勝(中央15戦5勝)、重賞は2014年
ブリーダーズゴールドカップ(JpnII)、
JBCレディスクラシック(JpnI)に続く3勝目。
レース後のコメントは以下のとおり。
1着
サンビスタ(C.デムーロ騎手)
「道中は手応え良く進むことができました。しかし、雨が降って、私のゴーグルに砂がついてしまい、真っ暗になって、前が見えずに大変でした。4コーナーでスペースが開いた時に、手応えが非常に良く、楽に抜け出すことができました。私の兄も2011年に
ラヴェリータでこのレースを勝っていますが、私はその時に3着だったので、今回勝てて大変嬉しいです。応援ありがとうございました」
2着
アクティビューティ(
内田博幸騎手)
「馬は悪くなく、いい感じでした。4コーナーで一杯一杯になりながらも、そこからまたがんばってくれました。今日は十分に力を出したと思います」
4着
トロワボヌール(
戸崎圭太騎手)
「今日は右回りコースで、張り気味に走っていました。やはり、左回りのほうが良さそうだと思います。本来の走りではなかったです」
6着
エスメラルディーナ(
北村宏司騎手)
「久々で馬体重の増減は+17kgでしたが、リズム良く行けて、息も悪くなく、体重増は成長分だと思います。向こう正面から3コーナーまでは自分のリズムで行って、そこからもう少し引き離すイメージだったのですが、4コーナーまで後続についてこられてしまい、差し込まれてしまいました。まだまだこれからの馬ですよ」
(取材:小林雅巳)
ラジオNIKKEI