25日(日)に中京競馬場で行われる
東海S(GII・ダ1800m)に出走予定の
グランドシチー(牡8・
相沢郁)について、相沢調教師に話を聞いた。
「前走(
師走S・4着)は少し体が重い感じでしたが、今回は絞れてきました。今日(1/21)の追い切りは、津村騎手も良い動きだったと言っていました。昨年のこのレースは勝った馬が強かったですが、この馬も2着でしたし、一昨年も5着と掲示板に来ていますから、中京は相性が良いですね。去年同様、右側だけブリンカーを着用する予定です。今年も頑張ってくれると思いますし、楽しみです」
美浦からもう1頭登録のある
イッシンドウタイ(牡6・
伊藤圭三)は、28日(水)に
川崎競馬場で行われる
川崎記念(JpnI)にも登録している。
川崎記念は現在のところ補欠の2番手で、繰り上がりで出走が叶わなければ、
東海Sに駒を進めることになりそうだ。追い切り後に伊藤調教師に話を聞いた。
「前々走の
ベテルギウスS(OP・ダ2000m・8着)は、大外の13番枠だった上に、道中は後方の位置取りになりました。ペースが落ち着いて上がりの競馬になってしまいましたし、位置取りが影響したと思います。前走の
ポルックスS(OP・ダ1800m)は、横山(典)騎手がうまく乗ってくれました。中山コースは得意ということもあり、2走前と比べるとすべてがうまくいった感じです。この中間も元気一杯で、順調です。今日(1/21)は北馬場のダートコースで併せ馬で追い切りました。大外を回って動きも良かったです。補欠の2番手から繰り上がるようなら、
川崎記念に向かうつもりでいます」
24日(土)には、京都競馬場で
京都牝馬S(GIII・芝1600m)が行われる。美浦所属各馬についての関係者のコメント。
フォーエバーモア(牝4・美浦・
鹿戸雄一)について、鹿戸調教師。
「
オークス(11着)後は北海道に放牧に出しましたが、疲れが取り切れなかったので、思い切って休ませることにしました。体もひと回り大きくなっていますし、体が増えていても成長分なので心配ないでしょう。美浦に戻してから、週2本ずつ調教を積んできました。体質もしっかりしてきましたね。長期休養明けがどう出るかですが、去年も休みを挟みながら結果を出してきましたし、輸送競馬もさほど苦にしません。コース条件も合っていますので、あとは強い古馬相手にどのような競馬ができるか楽しみにしています」
ゴールデンナンバー(牝6・美浦・鈴木康弘)について、鈴木調教師。
「前胸部裂創で競走除外になった昨年9月の
京成杯AH以来になりますが、気持ちで走る馬ですし、気合いは入っていますね。昨年のこのレースでは大外から伸びてきて6着でしたが、今回この馬に展開が向けば良いなと思っています。全身麻酔をして怪我の手術をしていますので、あとはその影響がなければ良いですね」
レイカーラ(牝6・美浦・
堀宣行)について、橋本篤典調教助手。
「前走の
ターコイズS(9着)は少し後ろの位置取りでしたし、行った行ったの競馬だった上、勝ち馬も軽量馬でしたから仕方ないですね。週末しっかりやっていますし、輸送があるので、今日(1/21)は息を整える程度の追い切りでした。2走前(
府中牝馬S・7着)は脚を使えていましたし、その時と同様に流れがこの馬に向いたら、1600mでも脚は使えると思います。相手は強化されますが、この馬の競馬をしてほしいです」(取材・写真:佐々木祥恵)