新コンビを結成する
武豊とのファーストコンタクトは実にスムーズなものだった。
コパノリッキーの最終追い切りの場に選択したのは栗東CW。2馬身前方でリードする
スリータイタン(6歳1000万下)を後方でにらみつつ、スピードをアップさせていった。
「馬場がだいぶ悪かったのでノメっていたね」と
武豊。それでも加速力は落ちなかった。調教では派手な動きを見せるタイプではないが、この日は違った。鞍上が合図を送ると、しっかりと伸びた。6F80秒9-38秒0-12秒5をマークし、1馬身先着した。
「さすがにいい馬ですね。イメージよりも調教は乗りやすかった。掛かっていく感じもなかった」と
武豊は好感触を伝える。村山師も「しまい重点でこちらの考えていた調教を消化することができました。ええ、上々ですね」と納得の表情だ。
昨年の
フェブラリーSでGIを初制覇。その後、二つのGIタイトルを積み重ねた。ところが、暮れの
チャンピオンズCで12着に敗れると、続く
東京大賞典では2着に終わった。
再び、輝きを取り戻すべく15年の初戦に臨む。「ぶざまな競馬はできないですね」と
武豊。王座奪還へ。まずは
東海Sで圧巻のパフォーマンスを披露する。
提供:デイリースポーツ