ワイドバッハの1週前追い切りは、栗東坂路で4F52秒8-12秒8(一杯)。前半からスムーズに折り合い、ラストは俊敏に反応した。前走の
チャンピオンズCはGI初挑戦ながらも6着に奮闘。「しまいは伸びていましたが、超スローペースになった分、届きませんでした」と庄野師。続けて、「その点、距離短縮はプラスだし、直線の長い東京コースも合っている。仕上がりもいいので、いい形で本番を迎えられれば」と意気込みを口にする。4勝、2着2回と結果を残す距離なら、持ち味の鋭い末脚がさく裂する。
大和Sを9番人気で勝った
キクノストーム。「夏場は汗をかくので使うとガタッとくることもありますが、冬場はそんなこともないし、馬は元気ですね」と村井助手は目下の出来の良さを強調。レース間隔が詰まっているため、中間の追い切り時計こそ出していないが、好調キープとみていいだろう。「左回りでも成績を残せており、長く脚を使えるので東京も合う。チャンスはあると思っています」。展開次第の面は否めないが、一発の魅力は十分に秘めている。
提供:デイリースポーツ