シルクロードSに出走予定の美浦所属各馬が、1月28日(水)と29日(木)に追い切りを行った。追い切り後の関係者のコメント。
セイコーライコウ(牡8・美浦・鈴木康弘)について、鈴木調教師。
「前走(ラピスラズリS・3着)は斤量の58キロを考えると、評価できる内容だったと思います。レース後も飼い葉をしっかり食べていますし、ゆるめずに坂路で調教を積むことができて、ここまで順調です。今週(1/28)は馬場が悪かったので、予定を変更して軽めにやりました。考えていた通りの時計でしたし、輸送がありますからこのくらいで良いと思います。屈腱炎で長く休んでいた分、8歳になっても頑張ってくれているのでしょう。今の京都の芝は前残りが多い感じもしますが、追い込み切れないわけでもないと思います。
鞍上は、藤岡康太騎手になりました。善臣(柴田)さんが乗れないのは残念ですけど、頑張ってほしいです。定年まで残り1か月ほどですが、まだ静かな気持ちで競馬を見ていられますし、これまでと変わらない感じで
セイコーライコウをレースに送り出したいと思っています」
プリンセスメモリー(牝8・美浦・高橋義博)について、高橋調教師。
「8歳ですが馬はまだ若いですし、この馬の瞬発力を生かせればやれるといつも話をしていた通り、前走(ラピスラズリS・1着)は全てがうまくいきました。次のレースの選択肢はいくつかありましたが、オープン特別の56キロは小柄なこの馬には厳しいですし、54キロならこなせると思い、
シルクロードSを選択しました。乗り慣れた勝浦騎手が関西に乗りに行ってくれるのも大きいですね。
輸送がありますので、今日(1/28)はサラッとやった程度ですが、動きは良かったです。あとは蹄がどうかだけですね。1日で急変することもある箇所だけに何とも言えませんが、今のところ順調です。小さい馬ですけど、気が強くて狭い場所にも平気で入っていけるのが強味ですね。前に行く馬が多いようなので、自分の競馬ができるのではと思います」
バクシンテイオー(牡6・美浦・
堀宣行)について、橋本篤典調教助手。
「前走(
タンザナイトS・3着)は開幕週の馬場だったので前に出していったのだと思いますが、その形でも最後まで脚をしっかり使っていたように、脚質に幅が出てきました。レース内容も良かったですね。レース後は一旦放牧に出ました。今週(1/28)の追い切りは、単走でサラッとやりました。クラス慣れをしてきましたし、この馬の競馬ができれば走れるのではないかと思います」
29日(木)に追い切った
ベステゲシェンク(牡5・美浦・
古賀慎明)について、古賀調教師。
「今日の追い切りは3頭併せでやりましたが、しっかり動いていましたね。前走の
クロフネC(1600万下・1着)も強い内容でしたし、力をつけて充実してきました。ただ今回は初めての重賞になりますし、そのあたりがどうかでしょうね」(取材・写真:佐々木祥恵)