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レントラーなど、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

  • 2015年01月29日(木) 19時29分
 今週の栗東はぐずついた天気が続き、29日朝はうっすらと雪が積もった状態での調教開始となった。28日の冷え込みも厳しく、太目の馬が馬体を絞るには、なかなか難しい環境となっている。

 馬場に関しては、ウッドチップが寒さで凍っているのか、なかなか走りやすい状態。ただ、坂路馬場のように幅員が狭いと、同じ箇所を何度も馬が通るため、後半の時間帯になると、さすがに走りにくい状態。このあたりは少し頭に入れておきたい。

【坂路/4F51.9秒】
 28日。一番時計はギャラクシーエクス(栗東・庄野靖志厩舎)の4F50.7秒。また、4F51秒台の頭数も多く、3F目に11秒台のラップを刻んだ馬が3頭。好時計をマークした馬が朝一番の馬場開場直後に集中していることは言うまでもないと思うが、馬場開場から20分近く経った時間帯に好時計をマークした馬もいるので、極端に時計を要する馬場状態というわけではない。

 シルクロードSに出走を予定しているベルカント(栗東・角田晃一厩舎)は、クライミングローズの真後ろにつけて、最後に追い抜いていくという追い切り内容。折り合いをつけて走れていた点は好感が持てるし、追われてからの伸びもしっかり。4F55.1秒は少し遅い時計だが、ラスト1F12.2秒は評価すべきだろう。

 先週22日の馬場差は「+1.0秒」。今週は明らかに平均的な時計の出方をしている馬場。よって、28日、29日ともに『±0.0秒』で記録している。

【CW/5F66.5秒】
 28日、29日とも、朝一番の馬場開場直後よりも、1回目のハローが明けた時間帯が時計が出やすい印象。ただし、これも大差があるというわけではない。多少、テンから飛ばしていっても、終いまである程度伸びる馬場という印象。

 29日の追い切りで動きが目立ったのは、梅花賞の出走を予定しているレントラー(栗東・松永昌博厩舎)。27日の坂路で放馬してしまい、4F51.9秒という追い切り級の時計をマークしたが、幸い、体調に悪影響はなかったということで、この日に追い切られた。

 マルカファインとテンから併せていく形だったこともあり、かなり速いペースでラップを刻む。最後までしっかりと追われ、ゴール直前ではステッキ一発が入って、先着のフィニッシュ。時計は6F79.7〜5F65.3〜4F51.3〜3F38.0〜1F12.6秒と非常に速く、これだけ攻めた追い切りがどのような結果になるか注目したい。

 先週22日の馬場差は「-0.5秒」。今週は雨の影響を受けることなく、最近の走りやすい馬場状態と大差ない。よって、28日、29日ともに『-0.9秒』で記録している。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 芝馬場は29日の追い切りは確認できなかったものの、28日は宮徹厩舎を中心に数頭が追い切られている。水分を含んだ重馬場ということもあり、芝の塊が飛ぶシーンもあったが、そこまで走りにくいという印象はない。よって馬場差は28日、29日ともに『±0.0秒』で記録している。

 ポリトラック馬場は先週もご紹介したツルミプラチナム(栗東・田中章博厩舎)が29日に追い切り。今週がレースということで、かなり気持ちが乗っていて、5F62.0秒と非常に速い時計になったが、終いも止まることなく伸びている。なお馬場差は、今週も先週と同じ『-1.0秒』で、28日、29日とも記録している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。(取材・写真:井内利彰)

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