厩舎期待の超良血馬
ポルトドートウィユが、出世レースで真価を見せる。父は
ディープインパクト、祖母は名牝
エアグルーヴと一流の血筋だ。
父ディープで、母の
父クロフネの血統背景は、昨年の
ホープフルSを制した僚馬
シャイニングレイと重なる。高野師は「同配合ですが、馬格もキャラクターも違います。ただ、2頭とも基本的に従順で穏やか。能力は高いですね」と力強い。
前走のシクラメン賞で2勝目をゲット。実戦は約2カ月ぶりだが、1週前追い切りでは、栗東坂路で4F51秒7-12秒6(一杯)。力強い脚さばきでグイグイ伸びた。馬体に張りがあり、状態は申し分ない。「カイ食いがいいし、実になるから、腫れ物に触るような加減した調整の必要もないです」と入念に乗り込めている。仕上がりは良好だ。
父や母、祖母の背中を知る
武豊も、追い切りで感触を確認し「乗り味のいい馬」と高評価。強敵ぞろいの一戦を制し、クラシックへの扉を開く。
提供:デイリースポーツ