スマートフォン版へ

【きさらぎ賞】美浦レポート〜ルージュバック

ラジオNIKKEI
  • 2015年02月04日(水) 16時18分
 8日(日)に京都競馬場で行われる第55回きさらぎ賞(GIII)に登録をしているルージュバック(牝3、美浦・大竹正博厩舎)について、追い切り後の大竹正博調教師のコメントは以下の通り。

(デビューからの2連勝を振り返って)
「デビュー戦は、追い切りの動きから、ある程度想像できる動きでした。しかし、まさか新潟で上がり3ハロン32秒8の脚を繰り出すとは思っていませんでした。次の百日草特別は、新馬の全体時計が遅かったので、半信半疑なところもありました。しかし、直前の追い切りの動きもイメージよりも良かったので、クリアできる競馬かと思って見ていたら、案の定、期待通りの競馬でした。」

(能力の高さはどこにあるか?)
「当然、スピードがあるということの裏づけだと思います。それをどういう風に、どこの場所でしっかりと出せるかということを、とにかく念頭に置いて調整してきました。というのも、やはり牝馬特有の気性の激しさというのは元々持ち合わせていたので、そのスイッチをちゃんと作っていこうと考えて調整してきました。」

(きさらぎ賞に向かうことにした理由は?)
「全2戦いずれも左回りということで、右回りを試したいということ。あと関西圏への輸送というのはしていないので、その2点を経験させようということで、きさらぎ賞ということになりました。(今後の)選択肢の一つとして、桜花賞というのはあります。今後の予定もまだ決めかねているところなので、まずは競馬を見てからです。(エルフィンSについては)まだ1600mのレースは使っていませんし、牝馬特有の気性の激しさも持っているので、ここはまだ長い距離でゆったり走らせた方が良いということになりました。」

(前走後の調整について)
「阪神JFという目標もありましたが、前走の後にソエが出ました。そこはやはり、しっかりと態勢を整えてから今年に向けて調整しようという感じで、ここまで来ました。牧場でもやれば動く馬なので、とにかく大事に丁寧にというオーダーをして、その通り乗ってもらえたのか、良い状態で帰ってきました。(帰厩してからは)いつもと変わりないですね。最初は環境が変わって、2、3日うるさかったのですが、それもすぐおさまりました。こちらの指示に従順に応えてくれる状態です。」

(調教について)
「(ウッドでの1週前追い切りは)休み明けで、ある程度負荷をかけてくれというオーダーで臨みました。イメージしていたよりも、休み明けの雰囲気は感じさせない良い動きでした。(ウッドでの最終追い切りは)先週ある程度やったので、単走でもいいのかなと思ったのですが、ここのところ飼い葉の食いも旺盛なので、特に控える必要もないということで併せ馬にしました。全体の時計としては、先週より2、3秒遅かったです。しかし、先週は鞍上のアクションに対して動かしている追い切りでしたが、今週は見た目が遅くても鞍上も持ったままで、この時計を刻んできました。先週よりもまた一段良い動きだったのではないでしょうか。私たちとしては、やるべきことはやったという感じです。あとは、競馬で相手があることなので、結果がどう出るかと祈るだけです。(前走に比べて)良い意味で何も変わっていません。コントロールできていると思います。」

(今回のレースについて)
「新潟のフラットなコースで32秒8という末脚を出しているので、東京の最後の坂がないことを考えれば、またファンの前で良い脚を使ってくれるのではないかと思っています。輸送に関しても、デビュー戦で新潟まで行っていますので、そんなに苦にしないと思っています。力を出せる絶好の舞台ではないでしょうか。追い切りがいつも右回りなので、右回りは全然心配していません。気性的にはやはり短いところにシフトしていくのかなという感じはするのですが、現段階でコントロールできている状態であれば、現在は一番良い距離だと思っています。新馬戦で上がりで良い脚を使うと、左右どちらかにふらつくものなのですが、この馬はデビュー戦から一直線に駆け抜けていくところが他の馬とは違うのではないでしょうか。今回も良い脚を使ってくれれば、真一文字に飛んでくるのかなと思っています。使ったことでテンションがさらに高くならないように、レース後のケアも十分にやってきたつもりです。イメージしているよりも、いつも良いパフォーマンスをしてくれているので、競馬や調教が終わった後、何かニヤニヤしているらしいのですが、平常心で臨もうと思っています。ここが通過点になってくれればと思っていますので、これからも応援よろしくお願いします。」

(取材:米田元気)

ラジオNIKKEI

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す