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ヤングマンパワーが激戦制す、松岡「アルフレードに似ていると思っていた」/アーリントンC

デイリースポーツ
  • 2015年03月01日(日) 12時00分
「第24回アーリントンC・GIII」(芝1600m)は28日、阪神11Rに12頭で争われ、好位馬群でレースを進めた9番人気の伏兵ヤングマンパワー(美浦・手塚)がゴール前の混戦から抜け出し重賞初制覇を飾った。長い直線でV争いは二転三転。逃げたマテンロウハピネスの内を突いてネオスターダム(5着)がいったんは先頭に立ったが、残り100mから後続が殺到。松岡のアクションに応えてゴール前でひと伸びを見せ、過去3年の勝ち馬がのちにGIウイナーに輝いている一戦をものにした。勝ちタイムは1分35秒9。大外から伸びた5番人気のアルマワイオリが首差の2着。さらに鼻差の3着は盛り返すように伸びた7番人気のマテンロウハピネス。1番人気のナヴィオンは馬群を縫うように伸びたが、さらに鼻差の4着に終わった。

 末脚が爆発したのは、直線の急坂を上り切ってからだった。ヤングマンパワーが一気に伸びてゴール前の大接戦を制した。「残り200mでは届くかどうか分からなかった。何とか届いてくれました」と松岡は笑顔で勝利を振り返る。「入厩当初からアルフレード(11年に無傷3連勝で朝日杯FSを制覇)に似ていると思っていた。背中の感触もそうだし、能力があるなと」とうなずいた。

 手塚師は「父がスニッツェルだから距離はマイルの方がいいのかな?走りを見ていると持ちそうな気もするけど」と今後について思案顔。皐月賞(4月19日・中山、芝2000m)、NHKマイルC(5月10日・東京、芝1600m)のいずれに進むとしてもトライアルは使わない方針。“若き力”をどの路線で発揮するのか、その針路が注目される。

提供:デイリースポーツ

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