7日(土)に中山競馬場で行われる第10回
オーシャンステークス(GIII)に登録をしている
サクラゴスペル(牡7、美浦・
尾関知人厩舎)について、追い切り後の
尾関知人調教師のコメントは以下の通り。
(前走のラピスラズリS2着を振り返って)
「去年の
高松宮記念の酷い馬場で走ったことが尾を引いて、なかなか良い結果が出ていませんでした。一番得意な東京の1400mで気持ちよく逃げる競馬をした甲斐もあったのでしょうか、久しぶりにこの馬らしいレースでした。58キロを背負ってですからね、良い競馬だったと思います」
(前走後の調整について)
「馬の状態は良かったのですが、特に次に使わねばというレースもありませんでした。おととしがラピスラズリステークスから
オーシャンステークスで結果が出ていたので、一旦放牧に出して、調整するという感じでした。」
(最終追い切りについて)
「坂路で追い切りをするのに、ずいぶん折り合いもついていたので、気合いを乗せた方が良いかなと思って、併せ馬で組んでみました。いざやるぞとなると、ずいぶん元気が良すぎて、前半引っ掛かってしまったものですから、最後は脚が上がってしまいました。チグハグな追い切りにはなってしまいました。全体時計は、逆算して半マイルから1ハロンのところで41秒ぐらい出ているので、今日の馬場ですから、負荷はしっかりとかけられたかなと思います」
(中山1200mのコースについて)
「去年は使っていないので、ディフェンディングチャンピオンのままだと思っています。得意なコースの一つです」
(戸崎騎手との初コンビについて)
「これは、横山騎手が自分の馬で阪神に行くことによるものです。良いジョッキーに乗っていただけるので、また新たな面というか、それはそれで頑張ってもらえるかと思います。
ゴスペル自身は普段は気難しいのですが、レースに行くと意外に乗りやすい馬です。あとは信頼できるジョッキーなので、任せるだけです。」
(今回のレースへ向けて)
「(前走から2キロ斤量が軽くなることは)前走で先着を許した
プリンセスメモリーも1キロ減りますが、いずれにしてもプラスにはなると思います。去年はついていなかった部分が多いというか、私自身も
高松宮記念を意識しずぎて、
東京新聞杯からというローテーションで行って、馬には悪いことをしたなという部分もあります。また得意のコースで、出走機会では2連勝ができるように最後までしっかり仕上げて、送り出したいと思っています」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI