7日(土)に中山競馬場で行われる第10回
オーシャンステークス(GIII)に登録をしている
ベステゲシェンク(牡5、美浦・
古賀慎明厩舎)について、追い切り後の
古賀慎明調教師のコメントは以下の通り。
(前走の
シルクロードS4着を振り返って)
「オープンになって、しかも初めての重賞挑戦で、距離も1200mに変わってから2戦目ということで、いろいろなハードルがありました。頑張ってくれたと思いますし、3〜4コーナーで少しきついところがあったのですが、それにもかかわらず、終い良い脚を伸ばして、良い競馬をしてくれました。ス
プリント戦でのメドが十分立つ内容でした」
(前走後の調整について)
「疲れを取ってあげてから、目標はここと決めていましたので、いつも通りの調整で来ています」
(最終追い切りについて)
「ウッドチップコースで5ハロンから3頭併せの一番後ろから追走しました。今日は雨で渋っていた馬場でしたが、その割には良い時計で、終いまでしっかり動けていたと思います。良い併せ馬でした」
(1200m戦で変わった点は?)
「この馬はマイルを走っていまして、そこでも良い成績を出していたので、ずっとその路線を行っていました。姉も1200mで走っていたというところもあって、いつか試したいなと思い、なかなかそのタイミングがなかっただけです。ですから、走りが変わったというより、馬自体も男馬にしては小さめの体だったのですが、その体が逞しくなってきたのと、いろいろな歯車が噛み合って、ちょうどこのス
プリント路線でうまく開花してきているのではないでしょうか」
(今回のレースについて)
「競馬自体は上手な馬ですし、確実に終いの脚を伸ばしてくれます。前走がまさにそうでした。そういう形であれば良いですね。今日の追い切りも、(初コンビの柴山騎手に)手綱を取ってもらったのですが、特に癖のある馬ではないですから、心配していませんし、本人も良い感触で乗ってもらえたと思います。毎回競馬を見てからということになるのですが、今後もス
プリント路線で行ければと思っています。ここに来て馬もずいぶん成長していますので、さらなる成長を中山で見せられればと思っております」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI