3連勝で初のタイトル奪取へ-。注目の白毛馬
ブチコが軽快なフットワークで好仕上がりをアピールした。
最終リハは栗東坂路で併せ馬。中間の緩い右カーブを抜けても、
ダルメシアン柄の目立つ馬体は手綱を引かれたまま。全くの馬なりだ。むしろ、最後まで行きたい気持ちを押さえられながら、坂の頂へと駆け上がった。4F53秒5-39秒8-12秒9。
一杯に追われた僚馬
オウケンゴールド(4歳1000万下)には0秒1差遅れたが、音無師は「先週ジョッキー(
武豊)を乗せて、そこそこ速くてもと思っていたら、ホントに速くなった(栗東坂路4F50秒7)からね。今週は馬なり。きょうもやったらやり過ぎになっちゃうよ」と全く気にしていない。
引き上げてきた橋本助手の笑顔からも、仕上がりの良さが伝わってくる。「今までで一番仕上がっているんじゃないですかね。体重も前走から少しだけ減って、シャープに絞れてくると思います。あとは芝だけですね」と満足そうにうなずく。3日の計量で472キロは、前走とピッタリ同じだ。
半姉は牝馬交流重賞で3勝を挙げた
ユキチャン。その血を引くように、ダートに転じて2連勝を達成した。しかも1秒3、0秒6差といずれもワンサイドのVだった。それに対して芝では3戦未勝利だが、十分にメドの立つ内容は見せていた。今回は鞍上に姉の手綱も取った名手・
武豊を配置。人気を集めるのは容姿だけじゃない。サクラ咲く仁川の大舞台へ、実力のあるところをアピールする。
提供:デイリースポーツ