24日、午前5時ごろに
ゴールデンバローズが調教場に現れた。しばらく角馬場で調整、その後はコースをキャンターで周回した。
「日本で大方の調整は済ませています」と菅沼助手。追い切りは行われたとしても26日木曜日の見込みだ。
その後、午前7時前に残る6頭が調教を開始。ちょうどそのタイミングに
ハープスターの松田博師、
ホッコータルマエの西浦師、
ワンアンドオンリーの橋口師らがメイダン競馬場に到着。調教を見守った。
橋口師は「気持ちよさそうに走っているな」と笑顔で愛馬の状態を確認していた。前日、息子である
橋口慎介技術調教師が話しているとおり、
ワンアンドオンリーは輸送に動じることなく
リラックスしている。
「まぁ、度胸があるとは思っていたけどね。お父さんがそうだった」と橋口弘師は2006年に
ドバイシーマクラシックを制した父・
ハーツクライについて振り返った。
「お父さん(
ハーツクライ)は滞在中のんびりしすぎるくらいだったので、前日に気合を入れたくらいだった。息子(
ワンアンドオンリー)もいま、すごく状態がいい」
橋口慎師とともに、愛馬を見守る橋口弘師。
「馬が親子で来たから、人も親子で来たよ(笑)」と和やかな雰囲気で記者団と談笑していた。
松田博師は
ハープスターが調教から引き上げるタイミングに到着。馬体の状態を確認しながら「いつもどおりなら問題ない」と笑顔で語った。
西浦師は今年から変わったダートコースについて「まぁ、なんとすごいタフな馬場ですね。結構スタミナがいりますね」と感想を述べた。現地
メディアはこの馬場が
ホッコータルマエ向きでは?と話していたことを告げると「こればかりはやってみないとわかりませんね」と慎重に言葉を選んでいた。
ゴールデンバローズ以外の6頭は25日水曜日に追い切る予定だ。
(取材・文:花岡貴子)