ドバイ25日、
ドバイワールドカップに向けて、出走予定の
エピファネイア、
ホッコータルマエが追い切りを行った。
エピファネイアは岸本助手が騎乗し、ダートコースでの追い切り。6ハロンからラップを刻み、ラスト1ハロンは強めで11秒0。その動きに角居師は「しっかり動かした」と納得の表情だった。
ホッコータルマエは西浦助手が騎乗し、同じくダートコースでの追い切り。終始馬なりで、ラスト1ハロンは12秒8と軽めの内容だった。追い切り後は幸騎手に乗り替わり、ゲート裏を周回。追い切り後の感触を確かめていた。
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エピファネイア 角居師
「6ハロンあたりからちゃんと動かしました。ラストは強めでしっかりやりました。こちらに来てから日に日に落ち着いています。ドバイのダートコースについてはやってみないとわかりません。明日はパドックなどのスクーリングを行います。スミヨン騎手はレースまでに乗ってもらうかもしれません」
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ホッコータルマエ 西浦師
「調整程度の調教でした。うまく自分で思い描いていた状態に持っていけています。昨年、タペタで追い切ったとき、軽く11秒台が出ました。でも、それがレースに通用するわけではない。レース当日、もっともっと違う面が出るんじゃないかと思います。レースのように2000mを終始、緊張感を持続した上でラスト11秒台が出ているなら話は違いますが、(レースとはラストまでの行程が違う)追い切り時計が実際に参考になるとは限らないでしょう。むしろ、追い切りでの消耗も考えて調整しています。いま、馬は
リラックスしています。柔らかさ、しなやかさが感じられますね」
(取材・文:花岡貴子)