重賞初制覇に向け、
アッシュゴールドが好調をアピールした。最終リハは栗東坂路で単走。テンから快調に勾配を攻めると、ラストまで首を使ってしっかりと登坂。4F52秒5-38秒5-12秒7をマークした。終始、馬なりでの快活なパフォーマンスに、兼武助手は「先週までで体は出来上がっていたし、きょうはサッといくくらい。予定よりも時計は速くなったけど、状態のいい証拠でしょう」と好感触だった。
アンビシャスは栗東坂路で、同じレースに出走予定の
ダノンリバティとの併せ馬。序盤から軽快に飛ばすと、最後は気合をつけられて力強い脚取りを披露した。4F52秒4-38秒5-12秒7。僚馬に1馬身遅れたものの、音無師は「坂路の瞬発力勝負では劣ると思っていた」と涼しい顔。「前走はイメージと違っていた。最後に前をつかまえるような競馬を」と末脚勝負を描いた。
共同通信杯4着の
ミュゼエイリアンは美浦Wで併せ馬を行った。久々を感じさせない動きを披露して、僚馬と併入。5F68秒8-38秒5-13秒1を記録した。黒岩師は「しっかりと動けたし、順調だね」とうなずく。
毎日杯を目標にしたことについては「東京でいい競馬をしてくれたし、中山よりも広い阪神コースの方が合いそうなので、ここに照準を合わせた」と関西遠征の意図を説明した。
提供:デイリースポーツ