27日、
タップザットでUAEダービーへ挑む
池江泰寿師がメイダン競馬場で記者団に対応した。
「この馬のダート適性は初めから高いと思っていました。だから、早くから3歳の最大目標はここに絞ってきました。予定通りにこれるというはなかなかないことなので、結果もしっかり出したいなと思っています」(池江師)
ドバイの新しいダートコースについては「
トゥザヴィクトリーのときのような馬場になると思っていたら、まったく違った」とのこと。
「他の競馬場と比較しても、まったく今まで経験したことのないダートコースですね。思ったよりグリップが効きます。しかも、朝と夕方でも全然状態が違います。朝は気温が下がっている状態ですが、日中は気温が高い。その影響で、まったく異質というくらい変わってしまうんです。だから、レースの時間に合わせた対策が必要です」(池江師)
策のうちのひとつが
スパイク蹄鉄だ。
「装蹄師さんと相談して、今朝は前だけ
スパイク蹄鉄に変えました。後ろをどうするかは、ギリギリまで考えます。今日も夕方に装蹄師さんと一緒にコースを歩いてみます。
スパイクはグリップが効く分、出しすぎないようにと考えています」
UAEダービーの発走は3月28日午後5時55分(日本時間午後10時55分)。「レースの時間ギリギリまで最善を尽し、策を練る」と、池江師は最後まで意欲的に取り組む姿勢を見せた。
(取材・文:花岡貴子)