「第22回
マーチS・GIII」(ダート1800m)は29日、中山11Rに16頭で争われ、6番人気の
マイネルクロップ(栗東・飯田雄)が重賞連勝を達成した。大外枠からのスタートながら道中は中団馬群の中で脚を温存。余裕たっぷりの手応えで直線に向くと、先に抜け出した1番人気
マスクトヒーローを目標に馬の間を割って猛追。ゴール寸前でぎりぎりとらえて混戦に終止符を打った。勝ちタイムは1分52秒7。頭差の2着は外を追い上げた5番人気の
イッシンドウタイ、さらに頭差の3着には
マスクトヒーローが入った。
前走の
佐賀記念に続くGIII連勝のゴールは、丹内にとってうれしい
JRA重賞初Vとなった。「勝った確信はなかったが、周りに祝福されてようやく実感できた。うれしい」と鞍上は、デビュー12年目での初タイトルを喜ぶ。また、開業15年目で中央重賞初制覇を決めた飯田雄師は「暮れが楽しみになった」と、
チャンピオンズC(12月6日・中京、ダート1800m)への参戦を見据えた。
提供:デイリースポーツ