小倉大賞典はトップハンデ58キロを背負いながらも貫禄のVを決めた
カレンブラックヒル。さすがの走りを披露したが、昨秋は強豪相手に(7)(9)(5)着とワンパンチ足りない内容に平田師は「一線級相手でもそう負けてはいないのだが、勝ち切るまではもうひと息」と振り返る。1週前追い切りは、松山を背に栗東坂路で4F53秒5-12秒6(馬なり)。気負ったところはなく、スイスイと駆け上がってきた。馬体にも張りがあり好調そのもの。「今は出来がすごくいい」と仕上がりに胸を張る。「ハナに立つと目標にされてしまうので、今回は控える競馬をさせようと思っている。あとひと押しを期待」とトレーナーは勝利の戦略を描いていた。
今季初戦の
中山記念で5着に敗れた
イスラボニータが巻き返しを狙う。前走は絶好のポジションで競馬を進めたが、休み明けで勝負どころでの反応がひと息。切れ味をそがれる緩んだ馬場だったこともあり、最後まで伸び切れずに終わった。1週前追い切りは、蛯名を背に美浦Wで6F82秒7-38秒4-11秒8(仕掛け)。久々だった前走とは反応が一変しており、上積みは大きい。栗田博師は「気合をつけた。これで息遣いが良くなってくれれば」と変わり身に期待していた。
提供:デイリースポーツ