昨年の
エリザベス女王杯を制し、
有馬記念でも0秒2差の6着に奮闘した
ラキシスが始動。ルメールとの新コンビで再び牡馬の一線級に挑む。1週前追い切りは、栗東CWで6F83秒6-37秒7-11秒9(馬なり)。持ったままの手応えで加速し、3頭併せで最先着。先週ビシッと追ったことでグンと良化した。騎乗したルメールは「少し引っ掛かるところがあったが、大きなス
トライドで動きはいい。休み明けでもコンディションは良さそうだね」と好感触をつかんだ様子。
ルメールは“
JRAデビュー”前夜の競馬場調整ルームから携帯電話でツイッターを通して外部と通信。30日間の騎乗停止を科せられていた。騎乗停止期間中は「早くレースに乗りたくてうずうずしていた」とまだ片言の日本語で話したが、体を休めたことで昨年11月の落馬事故で負った右膝のケガは快方へ向かった。汚名を返上すべく、初日からエンジン全開といく。
前走の
AJCCではゴール前で猛追したが、届かず3着に終わった
エアソミュール。辻野助手は「前残りの競馬になってしまったが、スローペースでも折り合っていたし、しまいもしっかりと反応してくれたからね」と敗れはしたが、収穫大の内容に満足げ。1週前追い切りは、
M.デムーロを背に栗東CWで6F80秒7-11秒9(馬なり)。気難しい面を見せることもなく、息のあった走りでラストの伸びもシャープ。好ムードが漂う。「短期放牧を挟んだが、ここを目標に調整は順調。今回も落ち着いて運べれば」と期待を寄せた。
提供:デイリースポーツ