大阪杯(4月5日・阪神芝2000m)の最終追い切りは先週に引き続き、
武豊騎手が跨って、Cコースでの併せ馬となった
キズナ(栗東・
佐々木晶三厩舎)。本馬の人気を示すように、Eコース脇にあるカメラマンの撮影スペースには、たくさんの人が集まっていた。
ステイウェルが3秒近く先行し、それを追いかける形で6F標識を通過。先行馬もそれなりのペースで飛ばしていたため、2頭の差は保たれたまま、3コーナーに入っていったが、カーブでその差を詰めていく。直線に向いても、まだ差はあったが、仕掛けられると一瞬で反応して、前を捕まえる。あとはきっちり先着して、時計は6F78.4〜5F64.4〜4F50.6〜3F37.1〜1F12.1秒と素晴らしい数字。やはり骨折明けだった前走とは中身が違う、という表現が一番適切ではないだろうか。(取材・写真:井内利彰)