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キタサン清水師「これだけの馬で挑めるのは光栄」/皐月賞共同会見

  • 2015年04月15日(水) 19時01分
キタサンブラックを管理する清水久詞調教師

――前走のスプリングSを振り返ってください
清水 期待以上の内容でした。状態はよかったので自信をもって挑みましたが、あのメンバーででしたからね。ああいう流れになればいいな、一番こういう競馬がしたいな、という形になりました。

――新馬は後方策、後の2戦は先行しています
清水 追い切りのイメージでは新馬の時のような競馬になるだろうなとは思っていましたが、2走目からは想像以上に好位で競馬できましたから。どんな競馬でも出来るのかな、と思いますね。

――中山の2000mについてはどうでしょうか?
清水 そうですね。今回は1コーナーまでもう少し距離もありますし。ゲートを五分に出てくれればと考えています。

――浜中騎手へのアドバイスは?
清水 特に細かいことは何も言っていないです。競馬を見て大体わかってくれていると思います。追い切りも2回乗って、感触も掴んでくれていると思います。そんなに心配はしていないですね。

――先週の1週前追い切りについて教えてください
清水 ジョッキー(浜中騎手)も初めての騎乗でした。いつものように前に馬を置くという形で行いました。予定どおりの追い切りが出来ましたね。

――浜中騎手からはどう言われましたか?
清水 『乗りやすいですね』と言ってあがってきました。

――今週の追い切りはCW3頭併せで行われました
清水 指示は、前に馬を置くので直線で追いかけて反応をみてください、とお願いしました。馬場が悪い中でしたが、馬なりでいい動きだったと思います。

――ずっと上昇カーブを描き続けているという感じでしょうか?
清水 そうですね、はい。何も心配ごとはないですね。

――お話中、笑顔が溢れています。どの辺りが成長していますか?
清水 新馬からまだ数ヶ月。そんなに変わってきていませんが、1回使うごとに競馬も覚えてきてくれていますし。見ている側からも乗りやすいイメージがあります。

――新馬からずっと関東圏での競馬です。理由は?
清水 新馬は調教での感じから大きい馬場を走らせたいと考えて東京を選びました。二走目からはレース間隔と番組で決めました。

――3戦とも輸送を経験しており、中山も初めてではありません
清水 そうですね。輸送、中山はいずれも経験していますし、距離が1ハロン伸びるのも関係ありません。何も心配していませんね。

――ライバル関係は?
清水 メンバーはさらに強くなりますけれど、これだけの舞台に立つわけですから。せっかく"これだけの馬"に巡り合えたので、悔いのないように仕上げてゴールを迎えたいですね。

――初めから"これだけの馬"という感触はありましたか?
清水 入厩が遅くなったのでそこまで考えていなかったんですが、デビュー前から動きはよかったので可能性は感じていました。

――この馬の一番いいところは?
清水 落ち着いた馬で調整がしやすいです。普段でも競馬でも余計なことをしない分、体力の消耗が少ないですね。

――牡馬クラシック、初参戦ですね
清水 開業6年目、今年の桜花賞で初めてクラシックに出走させることができました。そして今回、これだけの馬で皐月賞に駒を進められて光栄です。

――無敗馬で挑む皐月賞、胸の内は?
清水 緊張感がないと言ったら嘘になりますね。プレッシャーをバネにしていい結果が出るように満足いく仕上げで臨みたいですね。当日は楽しみたいと思います。

キタサンブラックに騎乗予定の浜中俊騎手

――無敗馬への騎乗です
浜中 無敗でGIに向かうような馬に急遽、騎乗することになりました。光栄に思っていますし、このキャリアに傷をつけないよう一生懸命乗りたいと思います。

――初めて騎乗したのは1週前追い切りでしたね
浜中 はい。乗りやすそうな馬だなというイメージでした。北村さんも乗りやすいと言っていましたし。実際乗ったら、イメージと同じ感触を掴みました。

――他にいいところは?
浜中 大きな馬なので体がまだ緩いなという印象はありますが、落ち着きのある精神的に強い馬だということが確認できました。それが操縦性の高さに繋がっているのだと思います。

――先程の今週の追い切りはいかがでしたか?
浜中 指示は、3頭併せで一番最後外から並んで、馬の反応を確認して欲しいとのことでした。先週、比較的強めの調教をしましたので今日は馬の様子を伺いながら、余力残した内容になりました。先週より今週の方が動きもスムーズで、馬の集中力も高いレベルにあるので安心してレースに臨めます。

――中山の2000mについては?
浜中 やはりトリッキーというか、小回りで器用さが求められる難しいレースだと思います。でも、キタサンブラックの過去のレースを見ていると、これまでも中山でもいいレースをしていましたので不安なくレースに行けると思います。

――枠順は?
浜中 あまり気にはしていないですけど、あまり外過ぎない枠ならいいなと思っています。

――ライバル関係については?
浜中 無敗馬もいますし、トライアルから強い馬も出てきます。キタサンブラックが勝ったスプリングSで2着だったリアルスティールも非常に強いと思います。非常に高いレベルの馬が揃ったレースだと思います。

――今回はマークもきつくなるかもしれませんね
浜中 確かにマークはいままで以上に厳しくなると思います。キタサンブラックを信頼していいレースをしたいと思います。

――改めて、意気込みを
浜中 皐月賞には騎乗予定がなかったのでこういう形で出れることになりました。オーナーや関係者にいい結果で期待に応えられるようにと思います。また、キタサンブラックのキャリアを、もっともっと連勝を伸ばしていけるようないいレースができればと思います。
(取材・写真:花岡貴子)

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