競輪
リアルスティール福永「能力の高い馬です」/皐月賞共同会見
- 2015年04月15日(水) 19時30分
■リアルスティールに騎乗予定の福永祐一騎手
――前々走の共同通信杯は快勝、前走は2着でした
福永 共同通信杯は2戦目でした。新馬戦より調教の動きがよかったので、どれだけやれるかな?と半信半疑での遠征でした。内枠のいい枠が当たったので終始いいポジションをとれて最後はしっかり伸びてくれました。相手も揃っている中で好タイムで勝ってくれましたんで、能力があるというのはもちろんですが"運"を持っている馬だな、と思いました。続いてのスプリングS、短期放牧を挟んでの出走でした。状態はさらに上がっていい動きをしていたので自信を持っていったんですが、ちょっと読み違えたというか、今となっては馬にはきつい競馬をさせてしまったなと思います。
――読み違えたというのは?
福永 2コーナーを回った時点でダノンプラチナの後ろにいたんですけど。インコースが空いていましたから、キタサンブラックの後ろを取ろうと思えば取れたんです。まぁ、その当時キタサンブラックへの信頼感みたいなものがそこまでなかったので、結果的に安全策を取ったのが2着という結果に繋がったとは思います。ただ、馬自身は最速の上がり(の脚)を使ってくれましたし。あの距離であの競馬で33秒台の脚が使える馬はなかなかいませんから。よく頑張ってくれたと思います。
――前々走とは違う形の、スローペースを追い込んでの2着。収穫は?
福永 1800m自体はこなしてはいましたが、コーナー4つのレースは初めてでした。中山ということもありましたし、どういった走りを見せてくれるかな、と思いました。中山は小回りで坂があるので、ある程度の器用さが求められます。そういった器用さがどれだけあるのかを確認できました。次に向けての収穫は多いレースだったとは思います。
――先週の追い切りはいかがでしたか?
福永 1週前でしたので、ある程度負荷をかける追い切りを、ということでした。CWコースで長めから、先行馬を追いかける形で最後までビッシリと併せ馬ができました。その中でしっかり負荷もかけられましたので、予定どおり、いい追い切りが消化できたのかなと思います。
――1週前追い切りを終えた時点で、福永騎手のコメントがよくなったように思います
福永 2週前より1週前の方がよかったですね。この馬は日替わりで良かったり悪かったりします。馬のフォームが完成していないというか、走りにバラつきがあります。先週の追い切りに関しては予定どおり強い負荷がかけられましたので順調にきています。
――今朝の追い切りはいかがでしたか?
福永 予定していたより1秒速くなりました。また、先行馬を追いかける形でした。最後の1ハロンだけキュッと伸ばすという指示でしたので伸ばしました。抜け出してから少し右にもたれましたが、そういう若さというか、なんというか。あの辺があの馬の完成度の低いところというか、まだまだだなというところですが。そういった中で持っている能力が高い馬なので、タイムも優秀です。今後、フォームや右にもたれるところが修正されて整ってくれば素晴らしい動きをしてくれるんじゃないかな、と思いますが。現時点ではあんな感じです。
――この馬のセールスポイントは?
福永 能力が高いところです。それをレースで出し切れるようにしなければいけないので。調子に関しては非常にいいです。脚元にも不安なく、順調に予定された調教を消化できています。前走、若干の太め感はありましたが、その辺も前回より強い負荷をかけていますし、前回よりいい状態で臨めると思います。まぁ、中山コースも2度目ですし、相手はさらに強くなりますが、力は出せる状態だと思います。
――ライバル関係は?
福永 世代のレベルは振り返ってみないと解りづらいところはありますが。楽なGIはそうないですし、増してやクラシックですから。タフな競馬になるのは間違いないと思います。でも、それを乗り越えて欲しいな、と。乗り越えられたらいいなと思っています。
――距離については?
福永 スプリングSでも最後に伸びていました。血統的にも走り的にも距離は心配していません。
――中山コースについては?
福永 今の中山の馬場コンディションを考慮して、ある程度のイメージを持っています。具体的にイメージしていくのは枠が出てからですけど。スタートも上手な馬ですし、流れには乗りやすいと思うので。あとは自分がどういった誘導ができるかだけだと思います。まだまだ未完成な馬ではありますが、結果を出してきています。当然今回も勝ちを見据えた騎乗ができたらと思っています。
――新馬から手綱をとられていますね
福永 最初に乗せていただいた時から高い能力を感じています。修正していかなければならない点はありましたが、こちらが思っている以上に学習能力が高いですね。厩舎スタッフとの連携もうまくとれています。残念ながら無敗ではありませんが、順調にこれているんじゃないかなというイメージはありますね。
――抱負をお願いします
福永 当然、期待もされているでしょうし、人気も背負う馬だと思っています。すごく責任も感じていますし、それに応えられるようにと思っています。状態や調子は非常にいいので、いい結果を出せるように頑張ります。
(取材・写真：花岡貴子)
――前々走の共同通信杯は快勝、前走は2着でした
福永 共同通信杯は2戦目でした。新馬戦より調教の動きがよかったので、どれだけやれるかな?と半信半疑での遠征でした。内枠のいい枠が当たったので終始いいポジションをとれて最後はしっかり伸びてくれました。相手も揃っている中で好タイムで勝ってくれましたんで、能力があるというのはもちろんですが"運"を持っている馬だな、と思いました。続いてのスプリングS、短期放牧を挟んでの出走でした。状態はさらに上がっていい動きをしていたので自信を持っていったんですが、ちょっと読み違えたというか、今となっては馬にはきつい競馬をさせてしまったなと思います。
――読み違えたというのは?
福永 2コーナーを回った時点でダノンプラチナの後ろにいたんですけど。インコースが空いていましたから、キタサンブラックの後ろを取ろうと思えば取れたんです。まぁ、その当時キタサンブラックへの信頼感みたいなものがそこまでなかったので、結果的に安全策を取ったのが2着という結果に繋がったとは思います。ただ、馬自身は最速の上がり(の脚)を使ってくれましたし。あの距離であの競馬で33秒台の脚が使える馬はなかなかいませんから。よく頑張ってくれたと思います。
――前々走とは違う形の、スローペースを追い込んでの2着。収穫は?
福永 1800m自体はこなしてはいましたが、コーナー4つのレースは初めてでした。中山ということもありましたし、どういった走りを見せてくれるかな、と思いました。中山は小回りで坂があるので、ある程度の器用さが求められます。そういった器用さがどれだけあるのかを確認できました。次に向けての収穫は多いレースだったとは思います。
――先週の追い切りはいかがでしたか?
福永 1週前でしたので、ある程度負荷をかける追い切りを、ということでした。CWコースで長めから、先行馬を追いかける形で最後までビッシリと併せ馬ができました。その中でしっかり負荷もかけられましたので、予定どおり、いい追い切りが消化できたのかなと思います。
――1週前追い切りを終えた時点で、福永騎手のコメントがよくなったように思います
福永 2週前より1週前の方がよかったですね。この馬は日替わりで良かったり悪かったりします。馬のフォームが完成していないというか、走りにバラつきがあります。先週の追い切りに関しては予定どおり強い負荷がかけられましたので順調にきています。
――今朝の追い切りはいかがでしたか?
福永 予定していたより1秒速くなりました。また、先行馬を追いかける形でした。最後の1ハロンだけキュッと伸ばすという指示でしたので伸ばしました。抜け出してから少し右にもたれましたが、そういう若さというか、なんというか。あの辺があの馬の完成度の低いところというか、まだまだだなというところですが。そういった中で持っている能力が高い馬なので、タイムも優秀です。今後、フォームや右にもたれるところが修正されて整ってくれば素晴らしい動きをしてくれるんじゃないかな、と思いますが。現時点ではあんな感じです。
――この馬のセールスポイントは?
福永 能力が高いところです。それをレースで出し切れるようにしなければいけないので。調子に関しては非常にいいです。脚元にも不安なく、順調に予定された調教を消化できています。前走、若干の太め感はありましたが、その辺も前回より強い負荷をかけていますし、前回よりいい状態で臨めると思います。まぁ、中山コースも2度目ですし、相手はさらに強くなりますが、力は出せる状態だと思います。
――ライバル関係は?
福永 世代のレベルは振り返ってみないと解りづらいところはありますが。楽なGIはそうないですし、増してやクラシックですから。タフな競馬になるのは間違いないと思います。でも、それを乗り越えて欲しいな、と。乗り越えられたらいいなと思っています。
――距離については?
福永 スプリングSでも最後に伸びていました。血統的にも走り的にも距離は心配していません。
――中山コースについては?
福永 今の中山の馬場コンディションを考慮して、ある程度のイメージを持っています。具体的にイメージしていくのは枠が出てからですけど。スタートも上手な馬ですし、流れには乗りやすいと思うので。あとは自分がどういった誘導ができるかだけだと思います。まだまだ未完成な馬ではありますが、結果を出してきています。当然今回も勝ちを見据えた騎乗ができたらと思っています。
――新馬から手綱をとられていますね
福永 最初に乗せていただいた時から高い能力を感じています。修正していかなければならない点はありましたが、こちらが思っている以上に学習能力が高いですね。厩舎スタッフとの連携もうまくとれています。残念ながら無敗ではありませんが、順調にこれているんじゃないかなというイメージはありますね。
――抱負をお願いします
福永 当然、期待もされているでしょうし、人気も背負う馬だと思っています。すごく責任も感じていますし、それに応えられるようにと思っています。状態や調子は非常にいいので、いい結果を出せるように頑張ります。
(取材・写真：花岡貴子)
