復権を狙う
ローマンレジェンドが好仕上がりをアピールした。岩田を背に栗東CWで
トーホウストロング(7歳1600万下)と併せ馬。大きく追走し、4角では持ったままで並びかける。直線で鞍上の腰に差されていたステッキを抜かれ、気合を注入。一気の末脚で6F84秒0-39秒7-11秒8を計時し、2馬身半突き放した。
2週連続で騎乗した主戦は「先週に比べて良かった。いい意味で(力を)抜いて走れていたし、反応良くシャープに伸びた」と好感触をつかむ。前走の
フェブラリーSは5着。昨夏の
エルムSを制したあとは8カ月半ほどVから遠ざかり、藤原英師は「不完全燃焼の競馬が続いている。とりあえずここやね」と目の前の一戦に集中する。
桜花賞を制して波に乗る鞍上の剛腕に導かれ、再び上昇気流に乗る。
アジアエクスプレスが美浦Wで素晴らしい動きを披露した。5Fから僚馬と馬体を並べ、抜群の手応えのまま追走。残り1Fで
ゴーサインが出されると瞬時に突き放し、最後は4馬身先着を決めた。5F66秒4-38秒2-12秒6。手塚師は「自分からハミを取ってしっかりと動けていた。上積みは十分」と納得の表情。13年の2歳王者が、ダート界の頂点を目指し、まずは3つ目のタイトルを獲りにいく。
提供:デイリースポーツ