君子蘭賞で待望の2勝目を挙げた
シングウィズジョイ。「前走がいい勝ちっぷり。惜敗が続いていたが、ようやく力を発揮してくれた」と友道師は笑顔で振り返る。栗東坂路の1週前追い切りでは、4F53秒2-38秒3-12秒5(一杯)をマークして併走馬に1馬身半先着。気合を前面に出した走りは迫力を感じさせた。「この中間も好調をキープ。長距離輸送は経験済みだし、長くいい脚を使えるタイプなので、直線の長い東京コースは合っている」。過去、東京では(6)(6)着と結果が出ていないが、ともに若さが残るなかでの敗戦。キャリアを重ね成長を遂げた今、改めて実力を示す。
初勝利に4戦を要した
フロレットアレー。しかし、近親に
トーセンラーや
スピルバーグがいる良血馬で、素質は間違いなく一級品だ。美浦坂路の1週前追い切りでは、4F64秒3-46秒9-13秒9(馬なり)をマーク。馬場状態を考えれば、伸び脚は上々で馬体も大きく見せている。「前走後は厩舎でしっかり乗り込んできた。1週前は美浦坂路の馬場状態が悪くて時計を要したが、動き自体は良かったよ」と小島茂師。重賞挑戦で相手は一気に強くなるが、「一戦ことに良くなっているし、能力的にも十分通用すると思う」と口ぶりは自信にあふれていた。
提供:デイリースポーツ