前走の
ミモザ賞で2勝目を挙げた
リアンドジュエリー。スローペースでも中団で折り合い、直線できっちり伸びてきたのだから立派だ。「とてもいい内容だった。センスはいいし、すっかり力をつけている」と
奥村武師は笑顔でレースを振り返る。
1週前追い切りは16日の美浦坂路で併せ馬を行った。
カシマシンセイ(6歳障害オープン)と併入し、4F58秒6-42秒6-13秒3をマーク。今回コンビを組む蛯名を背に、引き続き元気いっぱいの動きだった。
指揮官は「ジョッキーは“まだ若いし、これからの馬”と言っていた。数多くのGIホースを知っているジョッキーの言葉は大きいね。だが、今回は牝馬同士の重賞。予定通りに仕上がっているし、いい競馬をしてくれると思う」と目を輝かせた。
デビューは昨年12月の中山。牝馬クラシック1冠目の
桜花賞には間に合わなかったが、4戦2勝の好成績は胸を張れる。素質、能力は決して引けは取らない。今回、何とか3着以内に入り、2冠目の
オークスへ駒を進めたい。
「この馬は長くいい脚を使うタイプ。ヨーイドンの競馬になると分は悪いだろうが、うまく展開が向けばという気持ちはある。東京コースは大丈夫。状態は間違いなくいいし、勝って
オークスに向かうのが理想」とトレーナーは意気込みを示した。
提供:デイリースポーツ