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レッドアリオンが重賞初制覇、橋口弘師「大威張りで大きいところに向かえる」/マイラーズC

デイリースポーツ
  • 2015年04月27日(月) 12時00分
「第46回マイラーズC・GII」(芝1600m)は26日、京都11Rに18頭で争われ、8番人気レッドアリオン(栗東・橋口弘)が10度目の挑戦で重賞初V。安田記念(6月7日・東京、芝1600m)の優先出走権を獲得した。前半5F59秒4の緩いペースで逃げる5番人気サンライズメジャー(2着)を見る形で好位を追走。手応え十分に直線を向くと、川須の右ステッキに応えてグイグイ脚を伸ばし、ゴール寸前で逃げ馬を首差でとらえてゴールした。勝ちタイムは1分32秒6。中団の内めを追走した1番人気のフィエロは直線で窮屈になる場面があり、さらに首差の3着に終わった。

 成長力に富む5歳の良血馬が、春のマイル王決定戦へ弾みをつけた。最大の課題は発馬だったが、全神経を集中させて好スタートを決めた。「スタッフが(ゲートの)練習をしてくれていたので。正攻法の競馬で押し切ってくれました」と川須は納得の笑みを浮かべた。

 18年連続の重賞Vとなった橋口弘師もホッとした表情だ。「鮮やかだったね。スタートを決めて“ヨシヨシ”と思っていたんだ」。異父兄のクラレントは重賞6勝で、全兄のリディルは同2勝。弟にもタイトルを獲らせかった。「力がありながら、ありつけなかったから。大威張りで大きいところに向かえる」と安田記念を見据えた。

 川須にとっては思い入れのある一頭だ。デビュー4年目で挑んだ一昨年のNHKマイルC。3番人気に推されたが、出遅れが響いて4着に敗れた。一時は鞍上をほかの騎手に譲ったが、コンビ復活となった前走の洛陽Sに続く連勝。「チャンスをもらえてうれしい」と喜びをかみしめる。「東京の方がいいイメージがあるんです。自分も余裕を持って臨めると思います」。信頼と自信をより一層深めた人馬が、3連勝でのGI獲りを目指す。

提供:デイリースポーツ

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