クイーンズリングは
桜花賞で4着に敗れたが、不向きな流れのなかでも地力の高さはしっかりと証明した。栗東CWの1週前追い切りは、主戦の
M.デムーロの
ゴーサインに鋭く反応。
リラックスした走りで6F83秒3-39秒4-12秒4(G一杯)をたたき出し、好調をキープしている。「予定通りに調教を消化。馬の中身に余裕がある感じだね」と吉村師。距離延長に関しても「千八でデビューしたし、二千ぐらいなら難なくこなす。あとはポテンシャルの高さでクリアしてくれるでしょう。金曜に現地入りする予定です」と手応えは十分だ。
今度こそ本領発揮といきたい。
桜花賞では6着に終わった
アンドリエッテだが、メンバー中最速の上がりを記録したように、流れ次第で戴冠のチャンスは十分にある。栗東CWの1週前追い切りは、併走パートナーに半馬身先着し、6F80秒6-38秒0-11秒5(馬なり)。見届けた牧田師も「動きはいいですね。時計は速くなったけど、馬場も良かったですから。ちょっと手綱を離したらサッと行ったし、具合もいいんでしょう」と満足げ。2月のデイリー杯
クイーンCが4着で東京コースも歓迎。当時は大幅に馬体重を減らしていただけに、長距離輸送が課題となりそうだ。
提供:デイリースポーツ