桜花賞馬
レッツゴードンキが史上14頭目となる春の牝馬2冠達成を狙う。梅田師は「
桜花賞後も順調に調整できている。
チューリップ賞で道悪を走った後だった前走よりもいい」と力を込める。
1週前追い切りは、師の言葉を証明する迫力のある動きだった。岩田を背に、栗東坂路で
アドマイヤシャイ(3歳500万下)と併せ馬。序盤を折り合い良く運ぶと、鋭い伸びで4F53秒9-38秒3-12秒3を計時し、きっちりと先着を果たした。今回は距離が一気に4F延長される。鞍上は「落ち着きがあるのがいい。折り合いをつけて直線を向けば必ず脚を使ってくれるので」と前向きだ。
2冠制覇を後押ししてくれる心強い“同志”もいる。先日、指揮官は
レッツゴードンキの故郷である北海道平取町の清水牧場を訪問。「ドンキのお母さん(
マルトク)に会ってきた。町には“
桜花賞優勝おめでとう”って垂れ幕もあってね。ありがたいよね」。応援してくれる人の存在をあらためて実感し、
オークス制覇への思いを一層強くした。
「
桜花賞で負けていれば
NHKマイルCに使ったかもしれないけど、勝ったわけだしね。2冠のチャンスがあるのはこの馬だけだから」。追い風も吹いている。先週の
ヴィクトリアマイルでは同馬主の
ストレイトガールがV。勢いそのままにクラシック2冠を決める。
提供:デイリースポーツ